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6年生体験学習行事

6年生 富士山自然体験学校 2日目

富士山自然体験学校 2日目 うす曇りの涼しい朝を迎えました。

  
みんな元気に朝食を食べました。

朝からおかわりをするほど、食欲にあふれていました。
食事のあとに薬を飲む子は、引率の看護師の方のところに集まって薬を飲みます。確実に飲ませるようにしています。
  
食事のあとの朝会では、昨日の日記に関する指導があったり。今日の活動のめあてなどが伝えられたりしました。また、元気に体操も行いました。


2日目の午前中の活動は、コウモリ穴と青木ヶ原樹海のハイキングです。6人のガイドさんに案内されながら、コウモリ穴と青木ヶ原樹海のハイキングを行いました。

 青木ヶ原樹海は、貞観6年(864年)に、富士山の山麓からの大規模な噴火によって、流れ出た膨大な量の溶岩の上にできた森林で、森林としては、若い森林と言えます。溶岩は、当時あった大きな湖に流れ込み、現在の本栖湖と精進湖、西湖を分けることになりました。コウモリ穴は、青木ヶ原樹海にある巨大な溶岩洞窟です。

  
ヘルメットをかぶって探険気分でコウモリ穴に入ると、中は天然のエアコン状態です。しかし、冬場は外気より暖かくコウモリの越冬地になるそうです。コウモリ穴には、当時の溶岩の流れたあとがあり、巨大な洞窟がどのようにできていったかを想像することができます。

コウモリ穴のあとは、青木ヶ原樹海に出かけました。
  

溶岩の上に、できた森の木々は、薄い土の上に広く根をはり、特別な景観を見せてくれます。そこに住む動物たちも、その環境に合わせて生きています。そんな植物たちの姿と動物たちの痕跡を見つけながら、1時間半ほどの楽しい見学となりました。
  

   

  

ガイドの皆さんは、子どもたちを引きつけるために、さまざまな工夫をしてお話をしてくださいました。青木ヶ原の樹海の魅力をたくさん学んだ午前中の活動となりました。
   

   

   
各班、ガイドさんとともに記念写真を撮りました。


昼食は、カレーライス。午後に向けてエネルギーを充電しました。

午後は河口湖フィールドセンターに出かけました。

河口湖フィールドセンターは、世界文化遺産である富士山の構成遺産である船津胎内神社のあるところです。富士山剣丸尾溶岩流上にできた自然林の中で、ガイドウォークとクラフト体験ができます。そして、何よりもこの場所は、溶岩樹形が100以上点在する世界的に見ても貴重な場所です。青木ヶ原樹海とは違った森の姿、溶岩による自然の姿を観察することができます。今回の富士山自然体験学校でも、溶岩樹形を体験するガイドウォークとヒメネズミの置物を作るクラフトを体験しました。
  

  
子どもたちは、横たわった大木の上に溶岩が覆い被さってできた横伏型の溶岩樹形や、立っていた大木を溶岩が覆ってできた深い井戸型の溶岩樹形などに入る体験をしました。

  
クラフトは、小刀を使って木を削って、ヒメネズミの顔を作り出していきます。
  
馴れない小刀に悪戦苦闘しながらもかわいい置物を作り上げて、記念のいいお土産となりました。

さて、富士山体験学校最後の夜は、キャンプファイヤーで楽しみます。
しかし、今回は土曜日ということで、ホテル近隣でキャンプを楽しんでいる方々がたくさんいらしたので、迷惑をかけてしまわないように配慮して、室内でのキャンドルファイヤーとしました。
それでも、子どもたちはテンションが高く、思いっきり楽しむことができました。

火の神様を会場に招き入れ、キャンドルに点火してキャンドルファイヤーがスタートしました。

オープニングソングは「Waになって踊ろう」。子どもたちは、とても楽しそうに体を動かしていました。

   

   

   
各班がスタンツを発表しました。テーマは「富士山」もしくは「小学部の生活」です。歌、ダンス、コント楽しい発表が続きました。
   

   
スタンツのあとは、YMCAに小学部の運動会全校演技の動きを加えたダンスで楽しみました。

   
フィナーレは、キャンドルの火を見つめながら、小学部生活と友情を振り返ります。「ビリーブ」の曲に合わせて、キャンプファイヤー係の子どもたちから、友だちに助けられたことや友だちと力を合わせたことの思い出が語られていくと、子どもたちから少しずつすすり泣く声が聞こえて来ました。
今までの小学部生活を振りかえるとともに、これからの小学部生活を力を合わせて過ごしていこうという気持ちになれた素敵なフィナーレとなりました。

明日は、富士山体験学校最終日です。富士山五合目のお中道のトレッキングに出かけます。いい天気になることを祈ります。