教育の特色「毎日会いたい友達がいる」
学校は子どもたちにとって安心して自分を表現できる場所でなければなりません。
そのために、私たちは友達のよさを認め合うあたたかい雰囲気と、共に高め合う学級集団を作り上げながら、友達という存在が「大切なもの」、「かけがえのないもの」だと感じられるようにしていきたいと考えます。
少人数の学級編制で一体感のあるクラス作り
1学級28名を基本とした少人数学級編制をとっています。教員の目が行き届きやすく、一人ひとりを大切にするには、この人数が適切であると考えております。1学年3学級の学校体制で、このような少人数の体制をとっているのは、神奈川県の私立小学校では本校だけです。
異学年交流を大切にする縦割り生活班
クラスにとどまることのない学級、学年を超えた人間関係作りにも力を入れるため、縦割り生活班の活動を展開しています。この縦割り生活班は、1年生から6年生が3名ずつ所属した18名を基本として構成。一年間、6年生をリーダーにして毎日の掃除活動を行っています。
リーダーになるという経験はとても大切な経験です。クラスでリーダーとなることができなくても、6年生はこの縦割り班でリーダーの経験をだれもがすることになります。また、下級生も上級生と触れることで成長し、あこがれの先輩と出会うことにつながります。
異学年交流を大切にした学校行事
縦割りの活動は、縦割り生活班の活動以外でも、数多くの活動に生かされています。
運動会の全校演技、造形展のグループ作品作りなど、学校行事でも縦割りでの活動があります。日常的にも、「全校遊びデー」や「異学年でのお弁当交流」「上級生が下級生に勉強してきたことを伝えるような授業」などが展開されています。
みんなで遊ぶことを大切にする
楽しい学校生活を作り上げていくためには、遊びの時間も重要だと考えています。
遊びの時間は教師も一緒になって遊びを楽しみます。子どもたちはもちろんのこと、教師も日常的に、子どもと遊びやすい服で過ごすようにしています。
コミュニケーションスキルを学ぶ
少人数学級編成や縦割り生活班だけで、子どもたちの人間関係が豊かになっていくというものではありません。
小学部では、週に1度の「つなぐ手」という授業を展開しています。この学習の基本的な柱は、コミュニケーションスキルの育成にあります。
つまり、積極的に人間関係作りについて学ぶ時間を設けているのです。
いじめ防止の取り組み
子どもたち一人ひとりの気持ちをくみ取り、クラスの雰囲気や友達との関係で悩んでいる子どもの気持ちを早期に発見できるようにしています。そのために、毎日「振り返りカード」を書く活動を展開したり、学期ごとにアンケートを実施したりして、子どもたちの考え方や悩みを調査しています。一方で、つなぐ手の授業や朝会を利用して、いじめの問題について考える活動もを行っています。