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3年生授業紹介

つなぐ手「手と心で伝える」をふりかえって

「手と心で伝える」の事前学習では、NHK「ぼくたちのサイン」という動画を見ました。動画には、先天性難聴の高校生が、エースとして甲子園を目指すために様々な困難を仲間達と乗り越えていく様子が描かれていました。聞こえないことをいいわけにせず、できることをやる。特別なことではなく、一人の個性としてみんなが受け入れ、対等な立場として絆を深めていく様子が伝わってきました。。
そして、次の段階として、手話通訳士の谷千春先生、要約筆記者の方、難聴の方をおまねきして、お話を伺いました。最初の出会いは、手話の歌「あなたに あえて うれしい 私 これから ずーっと よろしくね」を教えていただき、あっという間に覚えてしまいました。
 難聴の方との交流では、手話を使って自己紹介をしたり、筆談やスマホのアプリを用いて質問をしたりしてお話をしました。

難聴の方は、耳が聞こえないとつらいし、悲しいけど、でもそのおかげで手話通訳士や要約筆記者と出会い、手話と出会い、そして小学部の子ども達と出会えたことがうれしいとおっしゃっていました。子ども達も、「障害を持つ方」に対する見方、考え方が変わったようです。そして私たちができることを考えるきっかけになったことと思います。
【子ども達の感想より】
◆どんな障害がある人でも、仲間がいないと自分のバランスがくずれてしまうということがわかりました。
◆とくべつな人と思い込みをしていたけれど、それぞれの個性なんだ、自分たちの特技とかと同じなんだとよく分かりました。
◆最初は、かわいそう、わたしたちとちがう存在と思っていたけれど、お話を聞いたり動画を見たりしたら、全然そんなことはなくみんな同じと知ってなんだか安心しました。               
◆生まれつき耳が聞こえない人もいるけど、急に聞こえなくなった人もいる。それを知って、もしかしたら自分も耳が聞こえなくなるかもしれない。そう考えると難聴の方はお話ができていてすごいと思った。
◆障害があるとうまく話せなかったり、聞こえなかったり、見えなかったりする。だけど今自分ができることを考えて生かしているのだと思いました。
◆聞こえない人は1人で生きていくのは難しい。でもそういう人には手話通訳士や要約筆記者の人がよりそいささえてくれるのだと思いました。耳を聞こえない人を助けるのは私たちでもあると思いました。
◆この世界にはいろんな人がいて、その中に耳が聞こえない人もいて、人それぞれちがっているけど、それでもがんばってみな生活をしていてすごいなと思いました。