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2年生授業紹介防災・防犯について

自分の身は自分で守る ALSOKの皆さんによる防犯の授業

2年生では、守りのプロであるALSOKの方に来ていただき、子どもたちが登下校中に危険に遭わないために、子どもたち自身が『自分の身は自分で守る』という危険回避の心構えについてお話を聞かせていただきました。

最初に防犯ブザーを鳴らす体験をしました。防犯ブザーを鳴らすと、すぐにALSOKの隊長さんが駆けつけてくれました。警棒を持ち、重装備をしている隊長さんの迫力に子どもたちは「お~!」と目を輝かせていました。

 今回は『イカのおすし』というキーワードをもとに、子どもたちが気をつけることについて教えて下さいました。最初に言葉を聞いた子どもたちは、「イカのおすし?何の関係があるの?」ときょとんとしていました。それぞれのグループに「いか○○」「のら○○」などの言葉が書かれた紙が配られ、絵をヒントに○にあてはまる言葉を考えました。最初は、お寿司の言葉に気を取られ、「いか○○」を「いか焼き?」、「し○せ○」を「新鮮!」などと防犯とはかけ離れた言葉を言っていた子どもたち。ALSOKの方にさらにヒントをもらいながら、何とか紙面右上の答えにたどり着くことができました。「お菓子やゲームを買ってあげると言われたらどうする。」と聞かれた子どもたちは、即座に「ついて行っちゃダメ!」と答えたものの、「じゃあUSJに連れて行ってあげるって言われたら?」と聞かれると「行きたい!」と答えてしまう危うさが見られました。

 次に6人の様々な格好をした大人の写真を見て、ついていってはいけない人を選びました。子どもたちにとっての怪しい人、怖そうな人の概念は、黒いめがね(サングラス)をかけていたり、帽子をかぶっていたり、目つきの怖そうな人。逆に黒いめがねをしていなくて、にこにこして優しそうな顔をしている人、名札をつけている人は子どもたち曰く「怪しくない」人。いかに見た目で判断しているかが分かりました。「怪しくなさそうでも、ついていってはいけないんだよ」と言われ、「何で?」と不思議そうにしている子どもたち。怪しくなさそうでも、知らない人だから付いていってはいけないことを知り、びっくりしていました。
 

また、知らない人との距離の取り方も教えて下さいました。例えば地図を見せて、場所を教えてと言われた時に、子どもたちは素直に近づいて教えてあげようとしてしまいます。でも、そうすると手を捕まれて連れて行かれる可能性があるので、「他の人に聞いて下さい」と断ることや、相手とは、腕2本分くらいの距離を置くことなど具体的に教えて下さいました。

途中、子どもたちの後ろから黒ずくめの男の人が近寄ってきました。一瞬びっくりして固まっていた子どもたちも、はっと気づき教室の隅に逃げました。黒いパーカーを着た男の人などと、いう特徴を言うと、隊長さんが捕まえてきてくれました。本当はALSOKの警備のお兄さんだとわか
りほっとし
ていましたが、中には終わってからも「まだ心臓がドキドキしている」「泣きそう」と本気で驚いている子も多く見られました。
実際に「助けて!」と大きな声を出したり、すぐに逃げたりという体験を通して、自分の身を守ることについて具体的にお話を聞くことができました。何かあった時に大きな声を出すことができるためには、普段の挨拶から大きな声を出しておくとよいとの話を聞き、これからの生活の中でいかしていくことができればと思います。

最近は、子どもを狙った犯罪も多く見られます。今回のお話をしっかりと覚えて、自分の身は自分で守ることができるようになって欲しいと願っています。

子どもの感想
・一番心に残ったところは、知らない人と話す時、大人の腕二本分くらい離れて話すことが分かりました。あと、にこにこしている人でも知らない人だから「アイスクリーム買いに行こう」とか言われても、聞かないふりをしてついていかないことが わかりました。 

・私は、人の車に乗らないことが一番心に残っています。その理由は、人の車に乗ったら、変なこととかされるからです。私はこれからも知らない人に何かを言われても、絶対についていきません。

・一番心に残ったことは、みんなで大きな声で「助けて~」と言ったところです。気をつけたいことは、顔が優しくても知らない人には付いていかないと言うことを意識したいと思います。

・今日、最初に「いかのおすし」を聞いた時はびっくりしました。本当にいかのお寿司が出てくるのかを思いました。一番心に残ったことは、不審者役の田中さんが来たところです。あの時は本当の不審者が来たと思いました。もし、本当に不審者が来た時には、今日習った「いかのおすし」を使いたいと思います。