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6年生新しい取り組み行事

6年生がオンライン修学旅行

新型コロナウイルス感染防止に因る緊急事態宣言の発令に伴って、6年生の奈良、京都への修学旅行は中止となってしまいました。

そこで、旅行者と相談して、オンライン修学旅行を実施しました。

オープニングは、よしもと所属の「京都住みます芸人」である「きゃろっときゃべつ」のお二人が、楽しいお話で始めてくださいました。

少し緊張気味だった子ども達を一気に笑顔にしてくれました。

続いて、オンラインでの薬師寺の拝観です。

薬師寺のお坊さん(河野泰隆さん)が、薬師寺の特徴やお坊さんのお仕事について面白おかしく教えてくださり、子ども達は大爆笑していました。

また、画面越しにうつむきがちな子が多かったので、今だからこそ大切にしたい「面倒」、「おかげさま」という二つの心のお話をしてくださいました。「面倒」顔が下を向くと暗くなる。前を向くと光が当たり明るくなる。顔を面という。面が前を向かずに倒れていることを面倒という。面倒くさく、つまらなくしているのは自分自身。

何事も、前を向いて、楽しもうという気持ちでやることの大切さを教えてくださいました。

「おかげさま」おかげさまは、陰で働いてくださっている方のこと。「食事をする時、お米を作っていますか。魚を獲っていますか。卵を産んでいますか。」自分の周りの人に感謝する気持ちを教えてくださいました。子どもたちは、集中して本当によく話を聞いていました

つづいては、文化体験プログラム「漆塗りの汁椀に絵付け」をしました。

伝統文化技師の坂田さんが、金粉を撒いて絵を描く「蒔絵」という手法で、かわいいネコのイラストの描き方を教えてくださいました。

子ども達は、自分で手描きした世界で一つのお椀を木の匙とセットでお土産に持ち帰りました。

最後のプログラムは、京都の修学旅行観光のプロデュースをされている「らくたび」さんによるクイズ大会です。

クラス対抗で、「らくたび」のガイドさんが出題する「京都にまつわるクイズ」大会を楽しみました。


「京都の寺院を地図上の正しい場所に並べよう!」「仏様の手の形を見て、まつられている寺院を当てよう!」等と、クラスの仲間と協力してクイズに挑みました。途中、3クラスが同点で並び、子ども達は大盛り上がりでした。

修学旅行中止という残念な状況ではありましたが、オンライン修学旅行では、クラスの仲間と楽しみながら京都と奈良について学び、体験することができました。子どもたちの笑顔に救われた思いです。
よしもとの芸人さんや、らくたびの方々、Zoom操作をお手伝いいただいた旅行会社の皆様に感謝を伝え、八つ橋とお土産をいただきました。薬師寺のお坊さんの言う通り、多くの方の「おかげさま」で行うことができたリモート修学旅行でした。