News

お知らせ

欢迎来到我们学校! 中国・甘粛省の高校生が来校しました(その2)

高等部

  • facebook
  • twitter
  • line

中国甘粛省の生徒28名の「日本の学校体験」レポートの続編です。

中国の生徒28名、本校の生徒56名での英語の授業に続いては、3つのグループに分かれての授業体験です。

最初に紹介するのは、高1の茶道。日本の伝統文化を体験しました。中国にも「茶道」のようなものはあるのですが、抹茶を点てるのは初めてとのこと。気に入ってもらえるか心配でしたが、「おいしい」と笑顔がこぼれ、おもてなしする生徒たちもホッと一安心でした。

中国の生徒たちが最も楽しみにしていたのは、体育の時間です。高校2年生の授業ではフラフープを使ったアイスブレイクに続いて、体育祭のクラス種目の大縄跳びに挑戦しました。この日はとても暑い日でしたが、元気な声が体育館いっぱいに響いていました。


さて、こちらは高校1年生。漢詩の授業のひとコマです。甘粛省は「涼州詞」や「元二の安西に使いするを送る」など、教科書によく載っている漢詩の舞台となった場所。中国の生徒たちにとっては「地元の詩」ということもあり、英語やイラストを使って詩の内容を日本の生徒たちに説明してくれました。日本の生徒は、説明を聞いて理解した内容を、ほかのグループのみんなに説明します。また、中国語で音読してもらうことで、漢詩のリズムや音韻、平仄といった「決まりごと」も実感。詩に登場する「夜光杯」のお土産もいただき、漢詩の世界への興味がいっそう深まりました。


放課後は、生徒会のメンバーとともにハナモモの木を植樹しました。中国で桃は「仙果」とされ、数々の伝説も残されている縁起のよい植物です。春に美しい花を咲かせるのが楽しみです。
その後、生徒有志たちとの交流会が開かれ、互いの学校生活について情報交換したり、部活動見学に案内したりと楽しい時間を過ごしました。中国では、朝7時から夜の10時過ぎまで学校で勉強することもあることや、来日のために日本のドラマやアニメを参考に「日本式」の制服を誂えてきたことなども驚きでした。SNSのアカウントを交換した生徒もおり、シルクロードのはるか彼方に知り合いができた!と喜んでいました。