Career

卒業生の声

受験を乗り越えた先輩たちに聞きました

自分の考えを言葉にする練習に、何時間も付き合っていただきました。

お茶の水女子大学<br /> 生活科学部<br /> 村松さん(平成29年度卒) お茶の水女子大学
生活科学部
村松さん(平成29年度卒)

性的マイノリティの友だちがいたことをきっかけに、ジェンダーやセクシャリティについて興味を持つようになりました。さまざまな立場や考えの人がいることを知り、自分や社会のなかに気づかぬうちに存在する先入観や常識について考えたいと思っています。

最初は国公立大学は視野になかったのですが、いろいろと調べるうちに、この分野をリードして
きたお茶の水女子大学に行きたいと思うようになりました。お茶の水女子大学出身の先生には、自分の考えを言葉にする練習に、何時間も付き合っていただきました。これまで先輩たちが残してくれた資料があるので、面接の形式や雰囲気を事前に知ることができ、緊張せずに臨めたのはありがたかったです。

大学では、「ジェンダー論」が必修科目にあり、ふと目に止まった電車の中刷り広告や誰かのちょっとした一言でも、友人と「これってジェンダー的におかしいよね」と自然にいつも話しています。自分の世界がどんどん広がって、何に興味があるのかがだんだんわかっていくのはすごく楽しいです。最近は、法律や制度よりも、草の根の市民活動に興味が湧いていて、青少年に対する性教育を行うNPOに参加しようと思っています。

妥協せず、夢に向かい続けることの大切さ。

相模女子大学中学部・高等部2019年3月卒業<br /> 横浜国立大学教育学部心理発達学科 玉宮 涼香 相模女子大学中学部・高等部2019年3月卒業
横浜国立大学教育学部心理発達学科 玉宮 涼香

中高6年間のいちばんの思い出は、バトントワーリング部の日々です。横浜国立大学を志望校にしたのは高1の時で、推薦入試を受けるためには課外活動にも力を入れなければなりません。勉強との両立に悩んだこともありました。しかし、妥協したくないと高3まで続け、12月の全国大会で初めて金賞を獲得! 共にがんばった仲間と感動を分かち合えたこと、続けてきた努力が結果に結びついたこと、それが何よりの喜びでした。いつも理解し寄り添ってくださった先生にも感謝の気持ちでいっぱいです。現在は放課後の自習室でチューターとして後輩たちをサポートしています。将来の夢は、子どもと一緒に成長していける教員。母校での学びを力にして進んでいきます。

内部進学で夢を叶え、小学校の教員に。

相模女子大学中学部・高等部2015年3月卒業<br /> 相模女子大学学芸学部子ども教育学科2019年3月卒業<br /> 南足柄市立小学校勤務 高橋 美紅 相模女子大学中学部・高等部2015年3月卒業
相模女子大学学芸学部子ども教育学科2019年3月卒業
南足柄市立小学校勤務 高橋 美紅

相模女子大学に子ども教育学科があると知り、中学部から入学。幼稚園か保育園の先生になりたかった私は、幼稚部ボランティアや土曜講座の幼児教育の講座に参加しました。大学進学後、講義に触発され小学校の先生になろうと決心。神奈川県教員採用試験の大学推薦を得るべく勉強に励みつつ、チアリーディング部の活動もがんばりました。夢を実現し、現在は南足柄市立の小学校で3~6年生に音楽と算数を教えています。一人ひとりに丁寧に関わりどんな時でも味方になってくれた相模女子の先生方。私もそんな姿をお手本に、毎日必ず児童全員と話す時間をつくっています。大変なことがあっても、翌日に子どもたちに会うと思わず笑顔になれる。楽しく、やりがいを感じる仕事です。

大学受験を念頭に 特進コースへ、 理系で念願を叶えて

かわいい制服にも惹かれたことが本校志望のきっかけで、受験に向けたカリキュラムが充実していたことから特進コースへ。今でも思い出すのは春・夏の「勉強合宿」でしょうか。山梨の山奥で、昼は猛勉強に励み、お互いの得意科目を教えあったり、一転して夜はおしゃべりに夢中になったり。メリハリのある数日間に充実感がありました。塾に通うことなく勉強は学校のみ。おしゃれやメイクへの興味からコスメ開発を夢見て理系の大学へ。現在は化粧品メーカーで企画開発に携わっています。

東京薬科大学
生命科学部・大学院卒 金子さん

勉強、部活、 英語スピーチ…… 今の自分の原点がある

定期テストは学年10位以内、バドミントン部や英語スピーチコンテストにも全力投球! そんな欲張りな高校生活を進学コースで実現しました。困ったときに担任や部活顧問の先生によるアドバイスがすぐに受けられるという本校の環境は、とにかくありがたかったです。スピーチコンテストに際しても、ネイティブの先生による文章チェックや発音アドバイスのおかげもあり、納得のいく成果を得ることができました。大学でも英語を専攻、現在はキャビンアテンダントの道を歩んでいます。

成蹊大学
文学部英文科卒 田口さん

美術に明け暮れた3年間、 楽しい! の気持ちが 芸大受験の原動力に

美術系大学を志望していた私は、選択科目で美術Ⅲまで学べる進学コースへ。美術系予備校にも通い、部長を務めた美術部では油絵コンクールへの出品、校内の「百年桜」をテーマに撮った短編映画など楽しかった思い出ばかりのまさに美術三昧です。一浪しながらも粘り強く努力を続けて第一志望に合格することができたのは、美術の先生がデッサン指導などで助けてくださったり、同志と切磋琢磨できたから。大学院でさらに研究を進め、現在は高校で教えながら陶芸家としても活動しています。

東京藝術大学
美術学部・大学院卒 今泉さん