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図書委員会主催「第42回文学散歩」実施

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芥川龍之介と両国・江戸の出版

文学散歩は、作家や出版にゆかりの場所を訪ねる遠足のような行事です。第四十二回となる今年は「芥川龍之介と両国・江戸の出版」をテーマに、東京都墨田区両国駅周辺に行ってきました。
今回の参加生徒は中学部・高等部あわせて13名。相模女子大学の学生ボランティア2名と引率教員2名の総勢17名での文学散歩です。
生徒たちは事前学習として、芥川龍之介の作品『杜子春』を読み、感想を書きました。作品から芥川龍之介がどのようなことを考える人物だったのかを感じとり、また、訪れた文学碑には『杜子春』の一節が刻み込まれているからです。
当日、まず訪れたのは「回向院」。明暦の大火で十万人以上の死者を出し、その死者を埋葬したのが始まりと言われています。敷地内には、相撲の新弟子たちが力を授かるよう祈願する碑としての「力塚」や、時代劇で有名な「鼠小僧次郎吉の墓」もありました。長年捕まらなかった運にあやかろうと墓石を削りお守りに持つ風習があり、今では合格祈願に来る人が多いと聞くと、生徒たちも懸命に削っていました。ここ回向院を母体とする両国幼稚園が隣にあり、芥川はそこに通っていました。
次に向かったのは、芥川龍之介生育の地と文学碑。どちらも両国の町にとけ込むようにひっそりと建っていました。
午後は「江戸東京博物館」へ。江戸時代の歴史や文化を、ガイドによる詳しい説明で知ることができました。社会科の授業で習っている範囲と重なる内容があると、中学生は興味津々に説明を聞いていました。江戸時代の出版物がどのように作られているのか等を知ることができました。
今回の文学散歩は、あいにくの天気でしたが、著名な作品を生んだ芥川龍之介がどのような場所で生まれ育ったのかを感じ、また、江戸時代の社会や生活が、現代とどうつながっているのかを考える機会となりました。


<生徒の感想>
・とても面白く、自分の好きなものや趣味をより楽しめそうな知識を習得できたと思う。両国に関わらず、他の作家の聖地をもっと巡ってみたい。(高1)
・芥川の関連した場所があるのを知り、芥川がすごい人だったということを再認識した。江戸東京博物館は様々な展示があり、面白かった。また来てじっくり見たいと思う。(高1)
・雨でとても寒かったが、芥川龍之介ゆかりの地や江戸東京博物館をまわり、知らないことをたくさん発見できて良かったです。次は天気の良い日に行きたいです。(中2)