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【図書委員会】高校生による「よみきかせ」実施

高等部

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幼稚部の子どもたちへ絵本のよみきかせを行いました

6 月末に高校生が同学園幼稚部の子どもたちに

「よみきかせ」を行いました。

今までの練習の成果が発揮できた人、

思う通りにはいかなかった人など、様々ですが、

終わった後の表情は共通して晴れ晴れしていました。

後の感想では、

「子どもと接する機会があまりないので、貴重な経験ができた」

「想定外の返答があったが、自分なりに対応できて自信が持てた」

「相手に伝える読み方の大切さがわかった」など

手ごたえがあったようです。

「よみきかせ」に挑戦したのは高校 2~3 年生の 13 名。

「子どもの接し方を学びたい」、

「将来について考えるきっかけにしたい」、

「どうしたら子どもたちが楽しんでくれるのかを知りたい」など

動機は様々です。

今回もお世話になる講師の方は、

近隣の相模大野図書館や小学校などで

「よみきかせ」を長年行っている経験豊富な方です。

講習会では

「絵本の選び方」

「読み聞かせのテクニック」

「おはなし会の組み立て方」など

詳しく教えていただきました。

絵本の紹介では、

2 人でも読みやすい絵本や

新しく出版された絵本のこと、

今年亡くなったエリック・カールさんのこと、

その他の作家さんの情報等、

幅広い内容を教えていただきました。

生徒たちは

今までと違った視点で絵本を見ることが新鮮だったようで、

もっと話を聞いてみたかったという声もありました。

練習では、まず自分が思ったまま読んでみて、

どういう気持ちで読んだのかを考えてみました。

その後、絵本の内容や流れを理解、整理し、

その時の心情を込めながら読む大切さに

生徒たちは徐々に気付いていきました。

読み方に正解はありません。

読む絵本や読む人、聞く人が同じことはないので、

自分なりに絵本を理解し、

聞いてくれる人に届けようという気持ちを持っていることが大切です。

グループごとの発表では、

なぜこの構成にしたのか、

見ている人はどう感じたのか、ということを問いかけ、

より良いおはなし会にするために

どうしたらいいのかを皆で一緒に考えました。

本番後に子どもたちから

「また来てね」と手を振られた時の生徒は

とても良い表情をしていました。

コロナ禍ではありますが、

生徒たちの挑戦する姿勢をできるかぎり応援していきたいと思っています。
最後に、

絵本を貸してくださった相模大野図書館さま、

講師の方、幼稚部の皆さん、

本当にありがとうございました。