「西部戦線異状なし」特別賞
8月5日(火)〜8月8日(金)に行われた、第37回全日本高校・大学ダンスフェスティバル(神戸) 創作コンクール部門に相模女子大学高等部モダンダンス部が出場し、高校の部において、特別賞(感性にあふれたすぐれた動きのテクニック)を受賞いたしました。昨年の準入賞に引き続き、創部以来初となる快挙を達成し、特別プログラムという夢の舞台で踊れたことを大変光栄に思います。

3年生12名、2年生4名、1年生11名の計27名で臨んだ全国大会。5、6日の予選を勝ち抜き、7日の決選の日、目標としていた入賞(特別プログラム出演)を達成した瞬間は、今でも忘れられません。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『西部戦線異状なし』
第一次世界大戦下のドイツ
一人の青年は自ら志願し勇んで戦場に立つ
過酷な戦場の中で仲間の死を目の当たりにし、ヘルメットの中に恐怖、葛藤、矛盾、虚しさを押し込み、それでも戦地へと向かう
敵からの攻撃に晒され、仲間と身を寄せ合い、ヘルメットからふっと見上げた先に青空が見える
どれだけの思いを抱え人を殺めたとしても、この手の中に何も残らない
一人の兵士が倒れても、代わりはいくらでもいる、大した問題ではない
日報「西部戦線異状なし 報告すべき件なし」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
戦場での非人間的な行為は、今も世界のどこかで行われていること
代わりはいくらでもいる、それを良しとできてしまうこと、淡々と社会は回っていくこと
今を生きる私たちに通じるものであり、見る人の心に刺さる作品になりました。

6月の県大会から走り続けた「西部戦線異状なし」。練習では、主題に向き合い全員の気持ちを一つにすることや、個々の技術の差を埋めることに苦労しました。走り切ることができたのは、部員を支えてくださった保護者の皆様、応援に駆けつけてくれたモダンダンス部OG、作品に関わっていただいた皆様のご尽力のおかげです。感謝申し上げます。
今後ともモダンダンス部の応援、よろしくお願いいたします。


