2025年7月28日(月)高校2年生の希望者を対象に横浜地方裁判所で、裁判傍聴を行いました。

A・Bの2班にわかれて、まずは弁護士会館で弁護士の方から刑事裁判の概要、裁判傍聴をする上での注意点を説明していただきました。
その後、手荷物検査を受けたら、裁判所内へ。
《A班》
交通事故裁判の判決と、覚せい剤取締法違反の裁判を傍聴しました。
特に印象的だったのは、当日実際に弁護を担当されていた弁護士の方と、裁判後に直接お話しする機会があったことです。
裁判の現場で感じたリアルな声を聞くことができ、生徒たちにとって貴重な経験になったと思います。

《B班》
窃盗・詐欺に関する裁判、覚醒剤取締法違反に関する裁判員裁判を傍聴しました。
法廷で検察官立証があり、犯行の事実の証明を一つひとつあげました。闇バイトや振り込め詐欺が実際に起こった出来事として、罪の重さを実感できました。裁判員裁判の法廷では、裁判員の方々を見て、いつか自分も裁判員になる可能性もあるのだと裁判を自分ごととして考えられる機会となりました。

今回の裁判傍聴では、公共の授業で学んでいる内容とも関連が深く、生徒たちの裁判に対する関心や意欲の高さがうかがえました。実際の裁判を傍聴し、覚醒剤の使用現場の様子や弁護士の方からのお話を通じて、生徒たちは「犯罪は決して遠い存在ではない」という現実を実感することができました。日常生活における危機管理意識を高める良い機会となったようです。
また、今回の体験をきっかけに、法学への関心や将来の進路について、より深く考える生徒も見られました。
2学期の公共の授業では、国会・内閣・裁判所の役割について学びます。今回の貴重な経験を今後の学びに活かし、積極的な授業参加につなげてほしいと期待しています。


