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2年生行事

春の遠足 3年生「髙尾山」

 3年生は高尾山への遠足です。
 心配していたお天気は、快晴。3年生の子どもたちにとっては、小学部に入学して以来の初めての遠足、山登りとなります。東京都内近郊にある大自然高尾山。標高599ⅿという山に、約1600種の植物の種類が確認されており、登山道の脇に咲いている四季折々の花たちが私たちを楽しませてくれます。登山者数が年間300万人と世界一を誇り、ミシュランガイドで三ツ星の観光地に認定されています。また、1300年の歴史があり、天狗信仰が盛んなことでも知られています。

 感染対策をしながらの遠足ということで、バスの中もおしゃべりをせず、DVD鑑賞をし、人混みの中はマスクをしながらの山歩きとなりましたが、子どもたちの気持ちは高ぶります。

 登山口に着くと、陽の光にまぶしく輝く新緑の緑が出迎えてくれました。日本一の急勾配で有名なケーブルカーに乗り込みます。緑のトンネルの中を進みながら、高度を上げていきます。

 ケーブルカーを降りて歩いていくと、樹齢450年の「たこ杉」があり、目の前に薬王院を見て左側にある3号路を歩いていきます。3号路は、高尾山の南斜面を山頂方面にぬけるコースです。暖帯系の樹木や野草が多く、冬になっても葉を落とさない常緑樹が多い森です。

国語で勉強している『きつつきの商売』のお話の舞台がぶなの森ということもあり、「うろがたくさんある。きつつきの「おとや」があるかな。」「たちつぼすみれ、咲いているかな。」と耳を澄ませ、風の音、鳥の鳴き声にも耳を傾ける子どもたち。

山頂では、東京の街並みと丹沢の山々の絶景を楽しみ、おうちの方がつくってくれたお弁当を美味しくいただきました。

下山のコースは、3号路と同じ標高で北斜面にある4号路を歩きました。4号路は、温帯林系の落葉樹が茂り、吊り橋のあるコースです。高尾山の大自然を満喫できるコースを歩きました。

下山後は、麓にある「高尾599ミュージアム」に立ち寄り、プロジェクションマッピングによる高尾の四季を紹介した素敵な映像に子どもたちは釘付けになりました。
「濃い緑は、大人の葉っぱで、うすい緑は、赤ちゃんのはっぱだね。」 「山登り、楽しかった~。もう、一回、3号路を歩きたいな。」「私、4号路の方がすき!」「山で食べるお弁当はいつもよりもおいしかったね。」「今度は、家族で来たいな。」とうれしい子どもたちの声があふれた1日でした。また、季節をかえて、訪れてほしいと思います。