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6年生授業紹介

残食を減らそう 6年生つなぐ手「食育」の取り組み

6年生では、つなぐ手「食育」の授業で、残食調査活動をしました。
 残食調査をする前に、食事の大切さ、栄養バランスなど少し意識させるために、百数枚のメニューカードから「理想の一食」を選んでもらいました。「あれも食べたい、これも食べたい!決められな~い」なんて声が聞こえながら子どもたちは自分の理想の一食をえらびました。子どもたちは食べたいものを食べたいだけ選ぶので、もちろん栄養バランスもとれていないし、食べきれない量をカードで選んでいました。
 食事を作るには、「栄養バランスと食べきれる量」を考えて作らないといけないというわけです。

 当然、給食は、栄養バランスや量などしっかり考えられています。そこで子どもたちは給食の残食調査をすることにしました。
調査をする日に子どもたちは、いつもより残さず食べようという意識があり、初日は十数名が完食をし、残食量はクラスで1.15kgでした。2度目の調査も13名が完食し、残食量は、1.05kgでした。子どもたちは、食べれば食べられるものを自分たちは残してしまっていたこと、時間をかければ食べきれることなどを、再認識したようです。そこでこの残食調査を下学年まで広げ、さらに一人ひとりが意識して、給食を食べてもらえるように、食育新聞と題して、この取り組みから学んだことを新聞にして下級生に伝えました。

 給食は、家とは違い、苦手なものも出ます。苦手だから食べないと、残すのではなく、食材を作ってくれる方、調理をしてくださる方、給食を食べられる環境にあること、代金を払ってくれる家族がいることなど様々なことに感謝して給食を食べてもらいたいと思います。