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3年生4年生授業紹介

落語の面白さに 引き込まれて(3,4年生つなぐ手)

11月24日(火)は、3年生と4年生のつなぐ手で「落語」の授業がありました。

 講師として、落語家の桂 伸衛門(かつら しんえもん)さんと、お囃子の成田 みち子さんをお招きしました。3年生の時にも桂さんの落語を聴いていた4年生は、特に、朝から楽しみにしていました。

 「あれ?先生、去年は、名前が伸三(しんざ)さんだったよ。」と子どもたち。桂さんは、今年の5月に、真打に昇進されて、「伸衛門さん」に改名されました。桂さんから、落語の世界には、「前座」(4~5年)「二ツ目」(約10年)「真打」という階級があることを聞いて、子どもたちは驚いていました。桂さんは、前座「春雨 雷太さん」の時代から小学部のつなぐ手の授業を毎年して下さっています。

 4年生の授業では、まず、最初に桂さんは、長襦袢姿でいらして、子どもたちの目の前で着物を着て帯を締め、羽織をはおって下さいました。そして、小道具の手ぬぐいや扇子を用いながら、芸を見せて下さいました。


桂先生の演技によって、手ぬぐいがお皿に見えたり、お財布に見えたり、本に見えたり、あつあつの焼き芋に見えたりします。扇子が、お箸に見えたり、刀に見えたりします。舞台には桂さんお一人なのに、顔を向ける方向や視線を変えるだけで、何人のも役を演じ分けたりします。子どもたちは、一気に桂さんの作り出す落語の世界に引き込まれていました。

 続いて、寄席太鼓の「追い出し太鼓」を紹介して下さいました。「追い出し太鼓」は「出てけ、出てけ」「テンテンバラバラ」とお客さんが様々な方角に帰る様子を表した言葉の語呂に合わせたリズムで叩くそうです。次に、お囃子の成田さんの三味線の演奏にあわせて、「和太鼓」「締太鼓」を演奏して下さり、そのあと、実際に子どもたちに叩かせて下さいました。

 桂さんは、落語の「猿のお話」「もと犬」「ときそば」という小話を話して下さり、子どもたちは、マスクをしながらでしたが、お腹をかかえて大爆笑、大きな拍手に包まれました。

間近で本物の落語を生で聞く貴重な体験をすることができました。