第65回　運動会

23日(土)は天候にも恵まれ、素晴らしい運動会になりました。真っ赤に日焼けし、体操服も顔も泥だらけにしながら、力一杯競技に臨む子ども達の姿が毎年観客の胸を打ちます。それは、短い期間に児童一人ひとりが自分を限界まで追い込み、その成果を本番に一気に解き放つからです。応援団を中心に全学年が心を合わせて作り上げた応援合戦では、元気な歌声と歓声が大グラウンドに響き渡りました。各組の個性あるダンスと歌は見ている人を笑顔にし、会場は明るく温かい雰囲気に包まれて今年の運動会の幕が開きました。高学年男子有志による剣舞では、日頃やんちゃで怒られる男子も、だらしなくて注意される男子も、その面影が一切ありません。全員が鋭い目つきで集中し、その張り詰めた空気を裂くような剣の舞いを披露します。毎朝早く来て厳しい練習を重ねてきたからこそ、この気迫が生まれます。全力で走り抜けた4色対抗リレーでは、一人ひとりが自分の力を出し切り、バトンを次へと繋いでいきます。体育のリレーの授業では、陸上の大会の記録を参考にして自分達で論理的に考えて、バトンパスの練習をしてきました。そのバトンパスの瞬間に追い抜くチームもあり、技術が光っていました。
そして、何といっても全校演技｢Swing & Beat!｣です。入学して1ヶ月半の1年生が小旗を持ってリズミカルに踊る姿から、最後の運動会を迎えた6年生が大旗を持ってダイナミックに踊る姿まで、全校児童一人ひとりの大きな成長を感じました。テンポの早い曲に合わせて細かく振り付けられた踊りは難しいものでしたが、10日間という短い期間でよく覚えました。練習の成果を全て発揮できた素晴らしい演技でした。接戦の末、今年の運動会は赤組が優勝しました。全員が最後まで全力を出し切りました。
この運動会を通して、各クラスとしても、学校全体としても団結力が一段と高まったように感じます。

全校演技の動画はこちらをご覧ください。