６年修学旅行１日目

６年生が小学部最後の校外学習「修学旅行」に出かけました。行き先は奈良と京都、２泊３日の旅です。
朝８時、新横浜駅に見送りの保護者の方と一緒に、子どもたちが続々と集まってきました。開校式の最後に、保護者の方へ「行ってきます！」と元気よく挨拶をし、いよいよ新幹線のホームに向かいました。

乗り込む新幹線が入線すると、一路京都へ出発です。

新幹線の中では、カードゲームなどで楽しく過ごしました。長いかと思っていた２時間の旅でしたが、気がつけばあっと言う間に目的地の京都に到着しました。

今日は奈良観光が中心なので、ここからバスに乗り換えて南下します。奈良までは、高速道路で約１時間です。バスガイドさんから、車中から見える建物や山々、地名を紹介していただきました。

到着は、奈良公園春日大社。バスの中からでもたくさんのシカを発見でき、気分は一気に高まります。

見学の前に、まずは腹ごしらえです。昼食のメニューは、ミニうどんとお弁当です。うどんの味付けは、あっさり味の「関西風」です。

食事を終えた頃、奈良公園を案内していただくガイドさんがいらっしゃいました。ここからは６つのグループに分かれて、見学がスタートです。

目の前に東大寺が現れると、まずは建物の大きさに圧倒されました。そして、左右に大きく広がった重厚な瓦屋根や、太く立派な材木で造られた柱や梁に、子どもたちは畏敬の念を抱いたことでしょう。

ガイドさんに引き連れられて、いよいよ東大寺の建物の中に入りました。薄暗い境内の中央には、有名な「奈良の大仏」が鎮座しています。近くで見上げると、その大きさに圧倒されました。また、今年は観光客が少なかったので、大仏殿の柱くぐりに挑戦できました。大仏の鼻の穴と同じ大きさと言われる穴を通り抜けると、「無病息災」「祈願成就」のご利益があるそうです。

大仏様を見学した後、南大門を見学しました。８メートルの高さから見下ろす運慶・快慶作の仁王様は、大仏様とは違った迫力を感じました。

見学の後は、楽しみにしていたシカとの触れ合いタイムです。鹿煎餅を手にした途端、あっと言う間にシカに囲まれます。嬉しい反面、あまりの数に少し引きつった表情も見られました。シカとの触れ合いの後は、１日目のお土産タイムです。

奈良公園を離れて、次は興福寺・国宝館、平城宮跡・朱雀門と遣唐使船、平城宮いざなみ館の見学です。仏像を見るポイントとして、仏像と同じ目線で見ることなど、多くのことをガイドさんから教わりました。そのガイドさんとも、ここでお別れです。お世話になりました。

後ろ髪を引かれる思いもありましたが、奈良を離れて京都へ。本日の最終目的地でもある、宿泊地「洛南会館」に到着しました。

着替えを済ませて、お待ちかねの夕食タイムです。たくさん歩いたので、ご飯もたくさん食べられました。

夕食後、明日のタクシーツアーに向けてより充実させられるように、京都の魅力や見所について「らくたび」の代表取締役の方を講師にお迎えし、貴重なお話を伺いました。クイズを交えたお話は、神社とお寺の違いや、お参りするときの作法の具体的な方法などにも及び、子どもたちも真剣に聞き入っていました。明日の見学が楽しみになる、充実した時間になりました。

タクシーツアーのリーダーの打ち合わせも終わり、あとはぐっすり寝て明日を迎えるのみです。