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3年生授業紹介

先人の知恵に感謝 つなぐ手・プロの方から学ぶ豆腐作り 3年生

 3年生のつなぐ手(食育)の授業で豆腐作りを学びました。国語の説明文「すがたをかえる大豆」の学習の発展と食育を兼ねての合科学習でもあります。
 プロの料理人である「とうふ屋うかい」から、菊地さんをはじめ4名の方にお越しいただき、豆腐作りについて教えていただきました。
 また、本学大学の先生3名と保護者の皆さま9名にもお手伝いいただきました。
 P2201145のコピー前日に水を入れて大豆をふやかすところから作業が始まり、当日の朝に水を存分に吸収して膨れた豆を観察しました。「こんなに大きくなるんだっけ?」という声が聞こえるほど、大きく膨れていました。
 当日は、本学の大学調理実習室に活動場所を移して、豆腐作りがスタートしました。
DSCF0023のコピーDSCF0042のコピー まずは、先ほどの豆を水と一緒にミキサーにかけ、砕きました。10秒もかけると、大豆の形はすっかりなくなり、ドロドロの液体に変化しました。ミキサーだからあっという間でしたが、これを昔の人たちは手作業ですり潰していたと思うと、気が遠くなります。
DSCF0101のコピー 次は、鍋で20分煮ました。底が焦げつかないように、へらを使ってかき混ぜ続けました。ただ勢いよく混ぜるのではなく、じっくりコトコト混ぜながら煮ました。かなり気をつけたつもりでしたが、やっぱり焦げてしまいました。お手本で見せていただいたうかいさんの鍋はさすがで、一切焦げていませんでした。これがプロの技なのだと、この時点でも実感しました。DSCF0162のコピー
 20分煮た後は、こし袋に移して絞りました。煮立った液体をこすので、手袋をつけていてもやっぱり熱かったです。こし袋から液体が飛び出したりしながらも、なんとか無事にこすことができました。絞り出した液体が豆乳、絞りかすがおからです。DSCF0216のコピーおからと聞いて食べてみたいと好奇心を持った子もいましたが、いざ食べて見るともちろん味がついていないので微妙な顔に。けれども豆乳の香りは、食欲をそそる香りでした。
 絞りだした豆乳を、今度は弱火で85度になるまで煮ました。煮た後は、豆腐作りの肝になる、にがりの投入です。少しずつという指示でしたが一気に入れてしまった班もあり、入れた後に左右各5周ずつかき混ぜるという指示でしたが、混ぜ過ぎてしまった班がありました。これが後々の苦労につながる原因になってしまったようです。
DSCF0246のコピー 固まり始めたら菊地さんにチェックしていただき、OKをいただいた班は木枠に移しました。DSCF0259のコピーこうなると、いつも見ている豆腐にかなり近づきました。後ほど菊地さんに伺ったところ、今日は固まりにくかったとお話されていました。にがりの投入での失敗が、もしかしたら影響していたのかもしれません。
 DSCF0273のコピー重しを乗せて余計な水分を抜いていくと、いよいよ完成です。木枠から外して水に浸すと、いつも見ている直方体の豆腐になっていました。「綺麗にできた。」「ちょっと崩れた。」木枠から出てきた瞬間の子どもたちの顔が、豆腐作りの大変さを物語っていました。
 DSCF0318のコピーいよいよ実食です。昼食のメニューは、持参したおにぎり、豆腐、味噌汁(味噌、油揚げ入り)、おから(厚揚げ、煮豆入り)、ゆば、竹豆腐でした。食育・和食マスターで学んだ通りに配膳し、美味しくいただきました。おにぎり以外のおかずは、全て大豆が姿を変えたものばかり。国語の「すがたをかえる大豆」で学んだことを、目で、鼻で、口で、実際に感じることができました。
 最後は時間がなくてバタバタしてしまいましたが、自分たちが作った豆腐を味わうことができ、苦労しながら作った料理を食することの価値を味わうことができました。
なぜ、こんな苦労をしてでも豆腐を食べるのか、手間隙をかける豆腐が長い間食べ続けられるのか。子どもたちなりにその答えに辿り着けたようでした。DSCF0335のコピー
教えてくださった菊池さんはじめ、とうふやうかいの皆さま。調理実習室の準備をお手伝いいただいた大学の先生方。班に入り長時間お手伝いいただいた保護者の皆さま。そして、その背景にいらっしゃる食材を作りに携わってくださったすべてのみなさまに、
「感謝して、いただきます。」
「感謝して、ごちそうさまでした。」
貴重な学びの機会を与えていただき、ありがとうございました。