日本語日本文学科
「ゆっくり学ぶ、しっかり生きる」をモットーに、日本語で表現されたさまざまなものについて考えます。
長い歴史が育んできた日本の文字文化・言語文化についてじっくり学ぶ学科です。
長い歴史が育んできた日本の文字文化・言語文化についてじっくり学ぶ学科です。
日本語日本文学科オリジナルサイト
4年間でどう学ぶ?
1年次
学びの基礎を固める
入門ゼミナールにおいて、大学での学びの基礎を固めます。古典文学、近現代文学、日本語学の入門となる科目を必修として学びます。興味に応じて、現代文化論、文学史、書道、日本語教育などの科目を選択します。
2年次
発展的な授業を通し自ら考える
自身の興味に応じて基礎ゼミナールを選択するほか、古典芸能や伝統文化、出版文化、現代文化、サブカルチャーなど発展的な授業を通し知識を深めます。教員をめざす学生は「教材特講」などを学びます。
3年次
より専門的な学びで分析技術を身に付ける
専門的な研究科目で、さらに学びを深めます。3年次では専門演習と連携し、自分で分析するための方法を身に付けます。この知識が、4年次での卒業研究・卒業制作を支えます。
4年次
学びの集大成へ
4年間の学びの集大成となる卒業研究・卒業制作を行います。各分野において、1年次から4年次に向け、段階的に発展するように科目が設定されています。
学科紹介MOVIE・模擬授業MOVIE
学科Topics
相模原市との連携プロジェクト
高齢者施設での読み聞かせ(司書課程)
司書課程の図書館実習の一環として、相模原市の高齢者施設で「シニアのためのおはなし会」を開きました。創作紙芝居や物語紙芝居の読み聞かせ、秋にちなんだ歌やゲームを行ったほか、市立図書館の方とともに、会場設営や広報、司会など学生がすべて運営しました。
相模原市立図書館イベント・
ビブリオバトル(司書課程)
相模原市立図書館開館50周年を記念して、「コント&ビブリオバトル~究極のアオハル本を君に捧ぐ~」が開かれました。ビブリオバトル(書評合戦)には本学科の学生2名がバトラー(発表者)として参戦し、「青春(アオハル)」にちなんだ本をそれぞれ情感豊かに紹介しました。
学びのキーワード
中高教員
国語科教諭(中学校・高等学校)と書道科教諭(高等学校)の免許状取得が可能です。
授業の例
古文教材特講/国語科教育法(中・高)Ⅰ・Ⅱ/書道科教育法Ⅰ・Ⅱ
司書
分類法や図書館サービスなどを学んで、司書、司書教諭、学校司書をめざします。
授業の例
図書館概論/図書館サービス概論/図書館実習(事前・事後の指導を含む)※司書課程
サブカルチャー
マンガやアニメを取り巻くサブカルチャーについて理解が深められます。
授業の例
サブカルチャー論/映像と文学/現代文化研究Ⅰ〜Ⅳ
近現代文学
夏目漱石や村上春樹などの近現代の文学について学び、研究します。
授業の例
近現代文学講読Ⅰ〜Ⅲ/近現代文学(童話・児童文学)/近現代文学研究Ⅰ〜Ⅵ
古典文学
古事記や源氏物語といった日本古典文学に加えて中国古典文学も学べます。
授業の例
古典文学講読Ⅰ〜Ⅲ/中国古典文学入門(含漢文学)/古典文学研究Ⅰ〜Ⅳ
書道
歴史や理論を学び、実習で書いていきます。書道科教諭(高等学校)免許状の資格課程もあります。
授業の例
書写・書道Ⅰ・Ⅱ/書論・鑑賞Ⅰ・Ⅱ/漢字かな交じりの書Ⅰ(書道実習Ⅰ)
日本語
方言、敬語、若者言葉、日本語の教え方など、広く日本語について学びます。
授業の例
日本語学概論Ⅰ(含音声言語学)・Ⅱ/日本語教授法Ⅰ〜Ⅲ/日本語研究Ⅰ〜Ⅳ
伝統文化
伝統文化に関する授業では、能や競技かるたの実技に取り組むことができます。
授業の例
伝統文化実習Ⅰ・Ⅱ/伝統文化特講Ⅰ・Ⅱ/書誌学
日本語日本文学科の特色
日本語日本文学科は、日本の言語や文学・文化に関する幅広い知識と深い教養を備えた人材を育成します。それは、広い視野をもち、論理的で柔軟な思考を展開できる人。また日本語の優れた運用能力・技能を身に付け、コミュニケーション力・表現力などを発揮し、社会のさまざまな分野で活躍することができる人。そして、日本の文化についての深い理解と教養を身に体し、社会に向けて発信できるとともに、次の世代にも伝えることができる人です。本学科では4年間を通して、興味あるテーマや学んだことを掘り下げる(読む・調べる・考える)力と、表現する(書く・描く・話す・うたう・創る)技能を高めます。そして、学びの集大成として卒業研究・卒業制作に取り組みます。
履修モデル
コア科目を中心にさまざまな分野の授業を選択することができます。
【授業Pick Up!】
近現代文学講読Ⅰ
1年生向けのこの授業では、夏目漱石・森鷗外・芥川龍之介など、明治以降の文豪の作品を扱います。「『吾輩は猫である』はなぜあんなに長いのか?途中で漱石はネタ切れにならなかったのだろうか?」「『舞姫』の文章はなぜあんなに難しいのか?当時の人々は読めていたのか?」など、素朴な疑問から、近代の小説を考えます。
科目ナンバリング
カリキュラムツリー
*下記は、2025年度入学生より適用のカリキュラムツリーに関する説明です。
1年次には、大学での学びの基礎を固めるために、基礎教育講座・入門ゼミナールを置いている。また、古典文学と近現代文学の入門科目および講読科目、日本語学の概論科目を必修として配置しているほか、文学史(古典系と近現代系)や、日本語教育と現代文化論の入門科目、書道を選択必修科目としている。これらの基礎的な科目を通し、卒業研究・卒業制作へ向かっていくための土台作りを行う。
2年次には、基礎ゼミナールを置いている。学びを広げるための科目として、日本文学や語学だけではなく、中国古典文学、古典芸能や伝統文化、出版文化、現代文化、サブカルチャー、文化と文学の理論、あるいは教員を目指す学生用の教材特講や、創作実習などがある。教員希望者や出版系に興味を持つ学生などの多様なニーズに応えながら、自ら考えるための知識や情報を手に入れることができるようにしている。
3年次には、専門ゼミナールを置いている。学びを深めるための科目としてより専門的な研究科目(日本古典文学、日本近現代文学、中国古典文学、日本語、伝統文化、現代文化、メディア文化などに関する)がある。これらの科目では専門ゼミナールと連携し、自分で分析するための方法を身に付ける。ここで学ぶ専門的な知識が、4年次での卒業研究・卒業制作を支えることになる。
4年次では、卒業研究・卒業制作ゼミナールにおいて、大学の4年間の学びの集大成となる卒業研究・卒業制作を行う。
日本古典文学、日本近現代文学、中国古典文学、日本語学、日本語教育学、伝統文化、現代文化、書道、図書館情報学・編集出版学、教職の10分野にわたって、1年次から4年次に向かって、段階的に発展するように科目が設定されている。
2年次には、基礎ゼミナールを置いている。学びを広げるための科目として、日本文学や語学だけではなく、中国古典文学、古典芸能や伝統文化、出版文化、現代文化、サブカルチャー、文化と文学の理論、あるいは教員を目指す学生用の教材特講や、創作実習などがある。教員希望者や出版系に興味を持つ学生などの多様なニーズに応えながら、自ら考えるための知識や情報を手に入れることができるようにしている。
3年次には、専門ゼミナールを置いている。学びを深めるための科目としてより専門的な研究科目(日本古典文学、日本近現代文学、中国古典文学、日本語、伝統文化、現代文化、メディア文化などに関する)がある。これらの科目では専門ゼミナールと連携し、自分で分析するための方法を身に付ける。ここで学ぶ専門的な知識が、4年次での卒業研究・卒業制作を支えることになる。
4年次では、卒業研究・卒業制作ゼミナールにおいて、大学の4年間の学びの集大成となる卒業研究・卒業制作を行う。
日本古典文学、日本近現代文学、中国古典文学、日本語学、日本語教育学、伝統文化、現代文化、書道、図書館情報学・編集出版学、教職の10分野にわたって、1年次から4年次に向かって、段階的に発展するように科目が設定されている。
在学生メッセージ
学びを深めることで知りたいことが絞られていく!
日本語日本文学科 4年
神奈川県立横浜緑園高等学校出身
神奈川県立横浜緑園高等学校出身
幼い頃から読書が好きで、小説を通して性別や時代を超えた人の考えを知ることに興味がありました。相模女子大学には上代から近現代まで、幅広い時代の文学に精通した先生が在籍されていると聞き、文学に関する知識と深い教養が学べると思ったのがこの大学を志望した理由です。少人数クラスなので先生との距離が近く、学生同士で意見交換ができるのも魅力だと思っています。入学当時はとにかく文学作品について深掘りしたかったのですが、興味は徐々に“言葉” のほうへ。自分の知りたいことがフォーカスされていくことで理解が深まり、さらなる面白さを感じています。
3年次春学期の時間割
「日本語研究Ⅰ」の授業を通し、普段無意識に使っている日本語の難しさを知ることができました。自分はなぜ日本文学作品が好きなのか、その原点となる部分がだんだんと見えてくるのが面白いです。
「日本語研究Ⅰ」の授業を通し、普段無意識に使っている日本語の難しさを知ることができました。自分はなぜ日本文学作品が好きなのか、その原点となる部分がだんだんと見えてくるのが面白いです。
(履修登録時の科目名)
学科の学びのおすすめスポット
日文研究資料室
日文研究資料室には、図書館にはない資料がたくさん集まっています。書道に関する本も多く、学内でも貴重な場所です。またこの部屋には卒業生が在室しているので、身近な先輩として気軽に相談できるのも嬉しいポイントです。
日文研究資料室
日文研究資料室には、図書館にはない資料がたくさん集まっています。書道に関する本も多く、学内でも貴重な場所です。またこの部屋には卒業生が在室しているので、身近な先輩として気軽に相談できるのも嬉しいポイントです。
入学当初はオンライン授業が多かった1年次。対面の講義は先生の板書も早いため、メモを取るのに必死です。臨場感とスピード感が違います。
日本語に興味をもつようになり、ゼミは表現や言葉について研究できるところを選びました。日々、知りたいことがクリアになっていきます。
内定を決めた先輩の4年間
出版業界を支える“紙”の奥深い可能性に惹かれました
内定先:三菱製紙株式会社
日本語日本文学科 4年(取材当時)
私立キラリ高等学校(静岡県)出身
小さい頃から本も図書館も好きで、この学科で文学とともに図書館学や本の流通について学んできました。そのなかで、デジタル化が進む現在でも、紙が記録媒体としていかに優れているかを知ったのです。紙と印刷という魅力的な世界に携わっていけるのがいまから楽しみです。
日本語日本文学科 4年(取材当時)
私立キラリ高等学校(静岡県)出身
小さい頃から本も図書館も好きで、この学科で文学とともに図書館学や本の流通について学んできました。そのなかで、デジタル化が進む現在でも、紙が記録媒体としていかに優れているかを知ったのです。紙と印刷という魅力的な世界に携わっていけるのがいまから楽しみです。
1年次
司書課程の科目が増える2年次の前に、できるだけ多くの科目を履修。とくに日本文学や日本語学、古典などはもともと興味のある分野だったので、楽しく学べました。
2年次
地域連携活動の「佐渡プロジェクト」に所属し、活動をはじめました。司書課程のほかは文学、出版系の科目などを履修。村上春樹の小説の分析などが面白かったです。
3年次
就職活動をスタート。まずは合わない業種を知ろうと20社ほどのインターンシップに参加。そのなかで製紙業に興味をもちました。夏には図書館実習と佐渡合宿に参加しました。
4年次
3 年次3月末から本選考がはじまり、5月に内定をいただきました。夏休みには英語力向上のためカナダへ語学留学に。いまは近現代文学についての卒業論文に取り組んでいます。
取得可能な免許・資格など
中学校教諭一種免許状(国語)※1
高等学校教諭一種免許状(国語・書道)※1
情報処理士
社会福祉主事(任用資格)
※1 教職課程を履修するに当たり、教員免許状取得にふさわしい一定の基礎学力が求められます
※2 教職課程の履修が必要です
※2 教職課程の履修が必要です
授業で取得をバックアップする資格(在学中に取得可能)
○日本語教育能力検定試験 ○ビジネス実務マナー検定
就職情報
日本語日本文学科で修得する日本語運用能力は社会活動の根本を成す力です。
そのため、業種・職種にとらわれず幅広い就職先を選ぶことができます。
そのため、業種・職種にとらわれず幅広い就職先を選ぶことができます。
2025年5月1日現在
どんな職業・業種をめざせる?
文学的教養や日本語力を生かした出版編集関係、書店・出版流通関係をはじめとする多様な業種・職種。また、中高教諭(国語・書道)・司書教諭などの学校・教育関係職、司書などの図書館関係職、日本語教師などの日本語教育関係職
近年の主な就職先
- 神奈川県(司書)
- 神奈川県教育委員会(教員)
- 青森県教育委員会(教員)
- 川崎市教育委員会(教員)
- 相模原市教育委員会(教員)
- 東京早稲田外国語学校(日本語教師)
- 神奈川県警察本部
- ダイドー
- コーセー
- 城南信用金庫
- 横浜農業協同組合(JA 横浜)
- 日枝神社
- 伊豆急行
- ルピシア
- ドトールコーヒー
- アイングループ
- 日本調剤
- 日本郵便
- 日本道路交通情報センター
- ウエインズトヨタ神奈川 ほか
関連リンク
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