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日本語日本文学科


ゆっくり学ぶ、しっかり生きる

「ゆっくり学ぶ、しっかり生きる」をモットーに、日本語で表現されたさまざまなものについて考えます。
長い歴史が育んできた日本の文字文化・言語文化についてじっくり学ぶ学科です。


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学びのキーワード

日本語

方言、敬語、若者言葉、日本語の教え方など、広く日本語について学びます。
授業の例

日本語学概論Ⅰ(含音声言語学)・Ⅱ
「日本語」がどのようなしくみで機能しているのか基礎から学びます。驚きの発見の連続です!
日本語教授法Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ
日本語を他者に教えられるように勉強して、日本語を使えない人々のためになる仕事に結び付けます。
日本語研究1~6
普段、何気なく使っている日本語に踏み込み、言葉の不可思議な世界に取り憑かれてみましょう!
中高教員

国語科教諭(中学校・高等学校)と書道科教諭(高等学校)の免許状取得が可能です。
授業の例

古文教材特講
高校の古文教材を教える方法を学びながら、高校の古文常識(単語・文法)などの復習を行います。
国語科教育法(中・高)Ⅰ・Ⅱ
実際に模擬授業を行い、どのように授業をデザインすれば生徒の学習が活発になるかを学びます。
書道科教育法Ⅰ・Ⅱ
指導案作成や模擬授業を通じて高校の書道教員に必要な指導法を修得。現役教師による授業もあります。
司書

分類法や図書館サービスなどを学んで、司書、司書教諭、学校司書をめざします。
授業の例

図書館概論
司書課程の全科目の内容をコンパクトにまとめて、そのエッセンスだけを学びます。
図書館サービス概論*司書課程
公共図書館の各種サービスについて、実際のサービス事例をもとに現状と課題を学びます。
図書館実習(事前・事後の指導を含む)*司書課程
公共図書館の司書として働くために必要な知識と技術を、図書館での実習を通して実践的に学びます。
古典文学

古事記や源氏物語といった日本古典文学に加えて中国古典文学も学べます。
授業の例

古典文学講読Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ
『古事記』『源氏物語』などの一部分をじっくり読むことを通じ、その文学世界を体感します。
中国古典講読Ⅰ・Ⅱ
漢文作品を講読しつつ、書き下ろしや現代語訳、さらに時代背景や習慣などの周辺知識も修得します。
古典文学研究1~8
特定の時代や作品をテーマに、最新の研究を踏まえながら深く考察していきます。
近現代文学

夏目漱石や村上春樹などの近現代の文学について学び、研究します。
授業の例

近現代文学講読Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ
著名な近現代の小説を読んで作品分析力を養い、多角的なアプローチで作品世界の奥行きを理解します。
児童文学
近現代児童文学について史的に考察します。その発生と発展および文学的特質を捉えていきます。
近現代文学研究1~8
近代文学を踏まえている現代文学作品を取りあげ、それぞれの作品の表現の特徴を考察します。
サブカルチャー

マンガやアニメを取り巻くサブカルチャーについて理解が深められます。
授業の例

サブカルチャー論
現代日本のサブカルチャーをコンテンツとファンの視点から考察し、文化的な特質を読み解きます。
映像と文学
昔話や映画などを通して、物語の基本的な構造を学び、テクストを分析するための力を養います。
現代文化研究1・2
現代のアニメ作品や特撮作品を取りあげ、物語構造を解き明かし、社会批評へとつなげていきます。
書道

歴史や理論を学び、実習で書いていきます。書道科教諭免許状の資格課程もあります。
授業の例

書写・書道Ⅰ・Ⅱ
書写や書道教育に必要な理論や実技を学びます。
書論・鑑賞Ⅰ・Ⅱ
現代の書の動向について意見を交換し、書道の作品を分析。最後に発表を行います。
書道実習Ⅸ・Ⅹ(漢字かな交じり1・2)
近現代の詩文を素材とし、個性あふれる作品を制作します。
伝統文化

伝統文化に関する授業では、能や競技かるたの実技に取り組むことができます。
授業の例

伝統文化実習Ⅰ・Ⅱ
能や競技かるたの実技を体験しながら、日本文化への理解を深めます。
伝統文化論
能、狂言、歌舞伎など、日本の古典芸能の鑑賞を通して、日本独自の文化のあり方を学びます。
書誌学
書誌学とは何かを理解し、実際の和書(とくに和本)に触れながら、その必要性と意義を感じ取ります。

日本語日本文学科の学び


日本語日本文学科は、日本の言語や文学・文化に関する幅広い知識と深い教養を備えた人材を育成します。それは、広い視野をもち、論理的で柔軟な思考が展開できる人。また日本語の優れた運用能力・技能を身に付け、コミュニケーション力・表現力などを発揮し、社会のさまざまな分野で活躍することができる人。そして、日本の文化についての深い理解と教養を身に体し、社会に向けて発信できるとともに、次の世代にも伝えることができる人です。本学科では4年間を通して、興味あるテーマや学んだことを掘り下げる(読む・調べる・考える)力と、表現する(書く・描く・話す・うたう・創る)技能を高めます。そして、学びの集大成として卒業研究・卒業制作に取り組みます。

日本語日本文学科の学びイメージ

モデルコース(中軸科目群)
日本語日本文学科のカリキュラムはゆるやかなコースから構成されています。自分の興味や関心、目標に基づいてひとつのコースの科目群を軸として履修することも、広く複数のコースにわたって履修することもできます。

1)現代文化・文学コース

小説が好き、マンガやアニメが好き、映画や演劇に興味がある人に。
「現代文化論1~3」「映像と文学」「サブカルチャー論」など、明治以降の文化や文学について学びます。

2)伝統文化・文学コース

古典が好き、歴史が好き、伝説や古い物語に興味がある、あるいは書道をやりたい人に。
「古典芸能」「伝統文化論」「伝統文化実習Ⅰ・Ⅱ」「書道史Ⅰ・Ⅱ」など、日本の古典文化・文学を掘り下げます。

3)出版編集・図書館コース

本が好きで、図書館の司書や出版関係に興味がある人に。
「出版文化論」「メディア文化論」「編集実務」「図書館概論」など、実際の仕事に触れるとともに、仕事に役立つ専門知識などを学びます。

4)国語・書道教育コース

国語や書道が好きで、中学・高校の先生になりたい人に。
「日本文学史Ⅰ・Ⅱ」「古文教材特講」「小説教材特講」「書道史Ⅰ・Ⅱ」「書道実習Ⅰ~Ⅻ」など、教師となるための知識や技術を修得します。

5)日本語教育コース

日本語に興味があり、日本語教育に携わりたい人に。
「日本語教授法Ⅰ~Ⅳ」「日本語授業研究」「日本語コミュニケーション論」など、日本語を教えるための知識や方法を学びます。

2023年度カリキュラム (注意)一部の科目が変更になることがあります。

2023年度カリキュラム

科目ナンバリング

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カリキュラムツリー

*下記は、2014年度入学生より適用のカリキュラムツリーに関する説明です。
1年次には、大学での学びの基礎を固めるために、基礎教育講座・文章表現を置いている。また日本語学、古典文学、近現代文学の入門として、日本語学概論、講読科目を置き、文学系の基礎知識を身に付けるための文学史(古典系と近現代系)や中国古典講読を選択科目として配置している。2年生から4年生での卒業研究・卒業制作へ向かっていくための土台作りを行う。
2年次には、発展的な科目を用意し、文学や語学だけではなく、古典芸能や伝統文化、出版文化、現代文化、サブカルチャー、文化と文学の理論、あるいは教員を目指す学生用の教材特講や、創作実習、伝統文化実習などがある。教員希望者や出版系に興味を持つ学生などの多様なニーズに応えながら、自ら考えるための知識や情報を手に入れることができるようにしている。
3年次では、より専門的な研究科目(古典、近現代文学、日本語、伝統文化、メディア、現代文化などにかんする)があり、1、2年次で学んだことをもとに、より深く学ぶことができる。これら科目では専門演習と連携し、自分で分析するための方法を身に付ける。ここで学ぶ専門的な知識が、4年次での卒業研究・卒業制作を支えることになる。
4年次では、大学の4年間の学びの集大成となる卒業研究・卒業制作を行う。書道や日本語教育関係科目は、1年次から4年次に向かって、段階的に発展するように科目が設定されている。

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在学生メッセージ

好きな分野を深めるだけでなく、新たな自分を見つけるチャンスがあります

日本語日本文学科 4年 多良さん
本が大好きな私は、司書資格をめざして学んでいます。日本語日本文学科は、古典からサブカルチャーまで多面的に文学を学べるため、好きな分野を深めるだけでなく、新たな自分を見つけるチャンスがあります。現在は司書課程で図書館員としての基礎を勉強中で、実習では公立図書館の現場も経験しました。知識豊かな司書になり、利用者をサポートすることが目標です。
My成長ストーリー
文学や映像作品の表現について学んだり、ゼミナールで日本語を研究するなど、文字がもつ意味の多様性に触れています。
次第に物事を多角的に見ることができるようになり、他者を理解する力が高まりました。

国語科の教員免許状取得をめざして教職課程も履修中。とても充実しています。

日本語日本文学科 3年 霜島さん
大学では、どんな資格を取りたいか、何に興味があるかで時間割が大きく異なります。私は、国語科の教員免許状取得をめざして教職課程も履修しているため、少し忙しいですがとても充実しています。楽しいのは、休み時間に友だちと夢中になっているものや趣味の話題で盛り上がるとき。女子だけなので、何でも気軽に話せて最高です!
My成長ストーリー
入学時は全授業がオンラインでした。友だちをつくろうとSNSなどで自ら声をかけたことで積極的になりました。いまは悩みを相談できる友人もいて楽しいです!
*オンライン授業は、自宅はもちろん大学の指定された教室のほか、ラウンジなどでも受けることができます。

ジェンダーについてグループでプレゼンテーションを行いました。

私をステップアップさせた学び さがみ総合講座 正課の授業

日本語日本文学科 4年 吉田さん
ジェンダーについてグループでプレゼンテーションを行い、リーダーを務めました。最初にブラックバイトの実態を探るために、SNSを利用して1,000人規模のアンケートを実施。そこからマタニティハラスメントや育児休暇の問題に広げ、誰もが制度を正しく使える社会を提唱しました。しかし、思想だけでは問題解決にならないと気付き、結論を再検討。育休コンサルタント会社の設立を提案しました。
My成長ストーリー
メンバーをまとめて内容を考え、200名以上の前で発表したことは本当に大変でしたが、成功体験を得たことで何をするにも自信が付きました。一度完成したレポートを諦めずに改良したことで探究心も向上しました。

「人前に立ちたくない自分」を変えようと積極的に行動。

日本語日本文学科 4年(取材当時) 遠藤さん
高校時代、古典文学の楽しさを教えてくれた先生方に憧れて、高校教諭になろうと思いました。大学では、「話すことが苦手で人前に立ちたくない自分」を変えようと積極的に行動。ダンスサークルに所属して、学科や学年が異なる親友もできました。コミュニケーションを重ねるたびに、どんどんポジティブになっていくことを実感した4年間でした。
私の4年間
高校時代
漠然と高校教諭になろうと思っていましたが、目立ちたくない性格なので不安でした。担任の先生が相模女子大学を薦めてくれました。
1年次
「古典文学講読Ⅰ・Ⅱ」や「近現代文学講読Ⅰ・Ⅱ」で、古事記や太宰治作品などに幅広く触れ、「もっと知りたい!」と思いました。
2年次
教職課程の「教職論」を通じて、教員の役割への理解を深めました。他学科の学生とも話すようになり、多様な考えに触れました。
3年次
コロナ禍ですべての講義がオンラインになりました。
インターネットを通じて先生や仲間とコミュニケーションを取っていきました。
4年次
母校での教育実習で2年生の古典を担当。教員採用試験に向けて教職センターを活用し、面接や模擬授業のサポートを受けました。
卒業後
神奈川県の県立高校の国語科教諭になります。身近なものにたとえながら、生徒たちに古典文学のおもしろさを伝えていきます。

卒業生からのメッセージ

いまに生きる生徒たちそれぞれの資質を高め生きる力を伸ばしたいです

佐藤さん

佐藤さん:川崎市立幸高等学校 国語科教諭
日本語日本文学科 2019年3月卒業


昨年度は主に現代文Bと古典Bを担当しました。生徒の多くは使い慣れていない古文や漢文が苦手ですが、私は大学で中国古典文学や上代文学などを幅広く学び、そのおもしろさを実感しました。いまは当時の授業での学びを教材づくりにも役立てています。川崎市で教員として働こうと思ったのは、大学生ボランティアの受け入れや特別支援の教室づくりなど、教育支援に力を入れているからです。先の読めない時代だからこそ、そこに生きる生徒たちの能力を高めていくために、さまざまな子どもへの支援を目標にして頑張っています。

取得可能な免許・資格など

中学校教諭一種免許状(国語)※1
高等学校教諭一種免許状(国語・書道)※1
情報処理士
社会福祉主事(任用資格)
※1 教職課程を履修するにあたり、教職免許状取得にふさわしい一定の基礎学力が求められます
※2 教職課程の履修が必要です

授業で取得をバックアップする資格(在学中に取得可能)

日本語教育能力検定試験
ビジネス実務マナー検定

就職情報

就職決定率(2022年4月1日現在)

就職決定率94.2%

めざす職業・業種など

文学的教養や日本語力を生かした出版編集関係、書店・出版流通関係をはじめとする多様な業種・職種。また、中高教諭(国語・書道)・司書教諭などの学校・教育関係職、司書などの図書館関係職、日本語教師などの日本語教育関係職

近年の主な就職先

  • 神奈川県教育委員会(教員)
  • 青森県教育委員会(教員)
  • 川崎市教育委員会(教員)
  • 相模原市教育委員会(教員)
  • 大和市教育委員会(司書)
  • 図書館流通センター(司書)
  • 防衛省(海上自衛隊)
  • 神奈川県警察本部
  • 鶴岡八幡宮
  • コーセー
  • 伊豆急行
  • 湘南農業協同組合(JA湘南)
  • ルピシア
  • ドトールコーヒー
  • アイングループ
  • 日本調剤
  • しんきん情報システムセンター
  • パナソニックリビング株式会社首都圏・関東社
  • TISソリューションリンク
  • ユザワヤ商事 ほか
(順不同)

入試に関わるお問い合わせ

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フリーダイヤル:0120-816-332
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