【研究成果】健康栄養学科・大学院栄養科学研究科嶋田昌子教授らの論文が学術雑誌「Nutrients」に掲載されました
2026年6月8日
健康栄養学科・大学院栄養科学研究科の嶋田昌子教授らが執筆した論文が、国際栄養学雑誌『Nutrients』に掲載されました。
『Nutrients』は、学術雑誌(ジャーナル)の影響度を表す指標の一つであるインパクトファクターが5.0の、世界中で発行されている国際栄養学雑誌の中でもとても影響力のある雑誌です。
今回の論文掲載には、本学の学内研究助成費である論文投稿料助成費による助成が活用されました。
掲載論文はこちらから
『Nutrients』は、学術雑誌(ジャーナル)の影響度を表す指標の一つであるインパクトファクターが5.0の、世界中で発行されている国際栄養学雑誌の中でもとても影響力のある雑誌です。
今回の論文掲載には、本学の学内研究助成費である論文投稿料助成費による助成が活用されました。
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論文情報
タイトル
Fucoidan Treatment Improves Diabetic Hyperglycemia and Dyslipidemia in Rodents: A Systematic Review and Meta-Analysis
著者
Kana Watanuki, Rin Akiyama, Shiita Watanabe, Eri Adachi and Masako Shimada
共著者は、2024年度(K.W., R.A., S.W.)、2025年度(E.A.)の健康栄養学科臨床代謝研究室の卒業研究生。
共著者は、2024年度(K.W., R.A., S.W.)、2025年度(E.A.)の健康栄養学科臨床代謝研究室の卒業研究生。
掲載誌名
Nutrients
巻(号)論文番号
18 (7), 1155
概要
フコイダンは、コンブやワカメといった褐藻類等に含まれる硫酸化多糖類で、近年、生活習慣病や糖尿病に対する効果も指摘されている。しかし、ヒトを対象とした臨床研究の論文報告は未だ希少である。本研究は、フコイダン投与が糖尿病の血糖値、脂質異常症を改善する効果がある、という仮説を検証することを目的とした。糖尿病マウス・ラットモデルにフコイダンとプラセボを一定期間経口投与して血糖値、脂質値(中性脂肪、総コレステロール、HDLコレステロール値)の変化を報告した過去の論文を網羅的に検索、メタ解析を行った。結果は、フコイダン投与が糖尿病動物の血糖値、中性脂肪値、総コレステロール値をプラセボと比較して有意に低下させることを示唆した。
嶋田教授のコメント

国際糖尿病連盟(IDF)の統計では、2024年には20-79歳の糖尿病患者は5億9千万人であり、2050年までには8億5千万人にまで増加すると予測されている。ニュートラシューティカルズ(Nutraceuticals)は栄養(Nutrition)と医薬品(Pharmaceuticals)を組み合わせた造語で、栄養補給に加えて、病気の予防などの医薬品に近い効果が科学的根拠に基づいて期待される食品や成分の総称で、近年、注目されている。しかし、こうした食品や成分の糖尿病に対する効果は、未だ、大規模な臨床研究が十分に行われていない。そこで、遺伝子改変疾病マウスを作製、解析する基礎医学研究に国内外で長年従事してきた研究代表者の経験を踏まえ、これまで、ルイボス、モリンガ、ゴボウといった自然食品の抽出物を糖尿病のマウス・ラットに投与した場合の糖尿病性高血糖と脂質異常症に対する科学的効果をメタ解析という統計学的手法を用いて本学で10年ほど解析検討してきた。今回の研究は、海藻の投与が糖尿病に効果がある、とのNutrientsに掲載された先行研究を受け、海藻の主成分であるフコイダンに焦点をあて、糖尿病性高血糖と脂質異常症に対する効果を検討したものである。研究成果は、2026年第18回アジア糖尿病学会でも報告した。
[学術研究支援課]







