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募金趣意


新型コロナウィルスの感染拡大により生活に様々な形で影響を被っておられます皆様に心よりお見舞い申し上げます。

さて、わが学園は、本年10月に創立120年を迎えました。

相模女子大学の前身である帝国女子専門学校は、東京の大塚にあって、帝専の略称で全国に知られ、留学生も多く在学しておりましたが、不運にも1945年4月の空襲で、校舎はじめ一切を焼失し、新天地を求めて相模原の現在地に移転してまいりましてから、今日の伸張を見るまでになりました。その裏には、教職員、学生、同窓会、保護者等のほか関係者の、それこそ血の滲むような努力、献身があったことを承知しております。すなわち私立学校は、そうした篤志に支えられてあるもので、そのように運営されてこそ、私立学校はそれぞれの独自な色を競い合うことにもなります。

2014年4月、「見つめる人になる。見つける人になる。」を教育スローガンに掲げて新しい教育構想(Sagami Vision 2020-総合学園としての約束-)を学内外に宣言いたしました。

「見つめる人になる。見つける人になる。」とは、社会との関わりの中で積み重ねるすべての経験を通して、社会と自分自身をしっかり「見つめ」、社会のあるべき姿を模索し自らの進む道を「見つける」。そして、社会の一員として、社会の恩恵を感じながら生きるとともに積極的に社会に貢献する「人」を育てるということです。そこに、本学園が創立以来継承してきた、自立した女性を育成する「女子教育」の今日的な意味があります。

ここ数年の教育改革を挙げますと、2018年4月に学生が様々な地域と社会と連携し様々な人と触れ合う自主的な学びを支援する「夢をかなえるセンター」を設置、2019年10月に学部・学科を越えた幅広い知の交流を支援する組織を大きく改編、本年4月には卒業生と社会人にとって持続的な学びの場として「専門職大学院社会起業研究科」を開設等々、教員と職員が力を合わせ実現しました。

中学部・高等部は、引き続き、生徒の学力と生きるスキルの向上を目指す教育改革を着実に進めております。小学部は、本年度から必須化されるICT教育、プログラミング教育、英語教育、そして探求の時間など学外からも注目される先駆的な取り組みを行っております。幼稚部は、この間、認定こども園として生まれ変わり、地域の待機児童問題の解消に大きく貢献しております。

さて、私立の総合学園としては、予想を超えて進行する少子化という深刻な社会問題に向き合わなければなりません。冗費の節減は当たり前のこと、さらに財務内容の改善を鋭意図る所存ですが、新しい教育方法の導入や、整備を急ぐ必要のある校舎も大学だけではないことから、緊縮につとめても、財政の状況がそれに追いつかない面があることは蔽い得ません。

2008年度に「マーガレット募金」の名で、保護者、保証人の各位をはじめ、教職員はもとより、広く卒業生を含む学園に有縁の皆様に募金をお願いする事業を開始しました。マーガレット募金は、もとより任意で、内容を「学習活動支援募金」「キャンパス整備募金」「教育・研究活動支援募金」「さがっぱ・ジョーの活動支援」に分けましたなかから、ご支援先を指定いただけますし、目的を指定しないご寄付もお受けします。皆様からいただきましたご支援は、ご指定の目的ごとに有効に活用し、また活用の内容はホームページ等を通じてご報告させていただきます。
お寄せいただく醵金は、物であると言えば、なるほどそれ以外のものではありません。しかし、醵金をありがたいとするのは、その物を介して、まさに心の通うのを合わせて感じとれることにおいてです。お励ましとして、大学が勇を鼓すこと、これに優るものはなく、どうか趣意にご賛同いただきまして、大方のご協力をたまわりましたら幸いに存じます。大勢のご声援を力に、次なる飛躍を期したいと念願するばかりです。
2020年10月
学校法人相模女子大学理事長 佐々木 勝洋
相模女子大学・相模女子大学短期大学部学長 風間 誠史 
相模女子大学中学部・高等部校長 原野 聡美 
相模女子大学小学部校長 川原田 康文
認定こども園相模女子大学幼稚部園長 齋藤 正典 

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