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エッセイ Vol.16 羽生 宏人


小さな挑戦

2026年5月8日
私が日頃から意識している言葉は「挑戦」です。挑戦というと、大きな夢や希望に向かって一気に飛び出すことや、困難に真正面から立ち向かうことのように受け止められるかもしれません。しかし、私にとっての挑戦とは、まだ経験したことのない領域へ一歩を踏み出すことです。それほど大げさなことではありません。言い換えれば、まだ自分が十分に理解できていない問いに、少しだけ近づいてみる姿勢のことです。
現在、私が最も力を注いでいる植物油からロケット燃料をつくる研究は、ゴールへの道筋が最初から明確に見えていたわけではありません。分からないことが多いからこそ、調べ、考え、試し、時には失敗しながら、少しずつ前へ進みます。研究とは、正解を確認する作業ではなく、まだ誰も十分に確かめていない可能性に向き合う営みでもあります。その意味で、日々の小さな試行錯誤の一つひとつが、私にとっての挑戦です。

挑戦することが成功を約束してくれるわけではありません。踏み出したからといって、すぐに成果が出るとは限りません。それでも、挑戦しなければ、つまり一歩を踏み出さなければ、新しい発見にも、自分自身の成長にも出会うことはできません。正解がすぐに見えないことや失敗を恐れず、「小さな挑戦」を重ねていく。この一歩一歩が、やがて未来の自分をつくっていくのだと思います。

仮想イメージ:バイオ燃料ロケットは実現するか?(AIで作成)

職位:客員教授
学歴:東京大学大学院 工学系研究科 化学システム工学専攻 博士課程修了 博士(工学)学位取得

■所属学会・委員会
一般社団法人火薬学会 評議員
日本ロケット協会 会計監事

前回のエッセイはこちら

エッセイ Vol.13 羽生 宏人

2025年11月4日
エッセイテーマ「思い出飯」

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客員教員リレーエッセイ「 Narratage~シネマのように語りたい~」



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