【日本学国際研究所】紀伊國屋書店新宿本店アカデミック・ラウンジにて「イタリア人漫画家が見つめた日本 ――『イタリア人漫画家のマンガ帝国探訪記』刊行記念トークイベント」を開催しました
2025年8月22日
8月3日(日曜日)、紀伊國屋書店新宿本店アカデミック・ラウンジにて相模女子大学日本学国際研究所後援「イタリア人漫画家が見つめた日本 ――『イタリア人漫画家のマンガ帝国探訪記』刊行記念トークイベント」が開催されました。
今回のトークイベントでは、本学でイタリア語を教えるディエゴ・マルティーナ非常勤講師と、翻訳家の栗原俊秀氏の、本書の和訳に携わった二人が登壇し、“フメット”と呼ばれるイタリアの漫画の歴史や特徴に触れながら、イタリア人漫画家イゴルトのまなざしに映った「日本」について語られました。
1990年代、『モーニング』誌で日本初の外国人連載漫画家となったイゴルトは、本作において日本での滞在経験をもとに、編集者や漫画家との出会い、日々の仕事の様子を具体的に描き出しています。その中で徐々に「日本」というイメージが立ち上がり、やがて日本の歴史や美術、戦争の記憶といったテーマにも広がっていきます。登壇者の二人からは、そうした構成が個人的体験と文化的考察を交差させている点を強調して語られました。
また、本作の価値として「旅行記やエッセイを超え、文化の架け橋となる視点」を提示していることも取り上げられました。イゴルトの繊細なまなざしは、日本社会の複雑さや魅力を鮮やかに浮かび上がらせ、単なる紹介にとどまらない深みを作品に与えている点についても語られました。「参加した多くの方々がイゴルトの視点に共感し、日本を再発見する体験に期待を込めて本書を手に取ってくださいました。イベント終了後にはサイン会も実施され、大盛況のうちに幕を閉じました。
今回のトークイベントでは、本学でイタリア語を教えるディエゴ・マルティーナ非常勤講師と、翻訳家の栗原俊秀氏の、本書の和訳に携わった二人が登壇し、“フメット”と呼ばれるイタリアの漫画の歴史や特徴に触れながら、イタリア人漫画家イゴルトのまなざしに映った「日本」について語られました。
1990年代、『モーニング』誌で日本初の外国人連載漫画家となったイゴルトは、本作において日本での滞在経験をもとに、編集者や漫画家との出会い、日々の仕事の様子を具体的に描き出しています。その中で徐々に「日本」というイメージが立ち上がり、やがて日本の歴史や美術、戦争の記憶といったテーマにも広がっていきます。登壇者の二人からは、そうした構成が個人的体験と文化的考察を交差させている点を強調して語られました。
また、本作の価値として「旅行記やエッセイを超え、文化の架け橋となる視点」を提示していることも取り上げられました。イゴルトの繊細なまなざしは、日本社会の複雑さや魅力を鮮やかに浮かび上がらせ、単なる紹介にとどまらない深みを作品に与えている点についても語られました。「参加した多くの方々がイゴルトの視点に共感し、日本を再発見する体験に期待を込めて本書を手に取ってくださいました。イベント終了後にはサイン会も実施され、大盛況のうちに幕を閉じました。


サイン会も行われました
[日本学国際研究所]







