【表彰】生活デザイン学科の学生が「第21回ACジャパン広告学生賞」において、優秀賞を受賞しました
2025年5月14日
「第21回ACジャパン広告学生賞」において、「新聞広告部門」で生活デザイン学科の学生が制作した公共広告が優秀賞を受賞しました。
新聞広告部門
「ACジャパン広告学生賞」は、若い世代が広告制作を通して公共広告への理解を深め、「公」への意識を育むことを目的に2005年に設立され、学生ならではの視点や発想が選考のポイントとなっているものです。
第21回を迎えた「ACジャパン広告学生賞」は今年も全国の美術大学や一般大学からの作品が集まり、応募数は過去最高となりました。「新聞広告部門」では参加校35校から734作品の応募がありその中から一次・二次・最終選考と審議が繰り広げられ、厳正な選考の結果、生活デザイン学科3年生の三星茂奈さんの作品『ランドセルよりも重いものを背負っている子供がいる』が優秀賞を受賞しました。
三星さんの作品は「ヤングケアラー」をテーマにした作品です。「ヤングケアラー」とは、家族の介護やケア、身の回りの世話を担う18歳未満の子供のことです。その生活が“当たり前”で、自身が「ヤングケアラー」という認識がない子どもも少なくありません。実態を調べていくと進学や就職の際に家族か人生かの選択にまで及んでいるということもあります。その様な実態をまずは知ってほしいという思いで作成されました。(担当教員:堀内)
第21回を迎えた「ACジャパン広告学生賞」は今年も全国の美術大学や一般大学からの作品が集まり、応募数は過去最高となりました。「新聞広告部門」では参加校35校から734作品の応募がありその中から一次・二次・最終選考と審議が繰り広げられ、厳正な選考の結果、生活デザイン学科3年生の三星茂奈さんの作品『ランドセルよりも重いものを背負っている子供がいる』が優秀賞を受賞しました。
三星さんの作品は「ヤングケアラー」をテーマにした作品です。「ヤングケアラー」とは、家族の介護やケア、身の回りの世話を担う18歳未満の子供のことです。その生活が“当たり前”で、自身が「ヤングケアラー」という認識がない子どもも少なくありません。実態を調べていくと進学や就職の際に家族か人生かの選択にまで及んでいるということもあります。その様な実態をまずは知ってほしいという思いで作成されました。(担当教員:堀内)
三星茂奈さん:優秀賞作品


『ランドセルよりも重いものを背負っている子供がいる』というタイトルに込めたのは、子供たちが見えない重荷を日々抱えながらも懸命に生きる姿への敬意です。儚さや脆さをストレートに伝えるため、あえて線だけで描き切り、余白を活かすことで、その重みがより際立つよう表現しました。
また、ポップに配置した野菜は、子供の頭の中に広がる「現実と無垢な想像の世界」を象徴しています。一見明るく楽しげに見える一方で、実際にはケアの責任感や不安といった複雑な感情が混在していることを示しています。制作では、線と余白のバランスに何度も試行錯誤を重ね、「見た目のシンプルさ」と「内包するメッセージの重厚さ」を両立させることに最も苦心しました。この作品を通じて、一人でも多くの方にヤングケアラーの現状を知っていただき、社会全体で支え合うきっかけになれば幸いです。
また、ポップに配置した野菜は、子供の頭の中に広がる「現実と無垢な想像の世界」を象徴しています。一見明るく楽しげに見える一方で、実際にはケアの責任感や不安といった複雑な感情が混在していることを示しています。制作では、線と余白のバランスに何度も試行錯誤を重ね、「見た目のシンプルさ」と「内包するメッセージの重厚さ」を両立させることに最も苦心しました。この作品を通じて、一人でも多くの方にヤングケアラーの現状を知っていただき、社会全体で支え合うきっかけになれば幸いです。
[生活デザイン学科]








