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加納 留美子


Kanou Rumiko

所属・職位:日本語日本文学科 准教授
担当科目:中国古典講読Ⅰ・Ⅱ、伝統文化研究1、漢文教材特講
専門分野及び関連分野:中国古典文学(特に蘇軾を中心とする宋代の詩)

最終学歴 東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学
学位 種類:博士(文学)
授与大学:東京大学
所属学会 東方学会、日本中国学会、日本宋代文学学会

ページ内目次


研究テーマ

中国宋代の文学、特に蘇軾(そ・しょく)という人の詩を研究しています。蘇軾の詩にはたくさんの技巧がこらされ、一首読むだけでも骨が折れるのですが、さらには「複数の関連する詩を繋ぎ合わせて読むと新たな意味が現れる」という重層的な構造があることにも注意する必要があります。目下、一つ一つの作品を手掛かりに、こうした構造の分析を続けています。千年前の知識人の壮大な構成力には、いつも刺激を受けています。
その他、漢文特有の「特定の表現を繰り返し用いること」の効果の考察や、共通のシチュエーションを持つ複数の文学作品を比較することにも関心があります。

研究業績

受賞

  • 2022年 第三回而立賞受賞 蘇軾詩論――反復される経験と詩語 東京大学

受験生へのメッセージ

日常生活にあふれている漢字を、皆さんはどれほど意識して使っていますか?神奈川県や、相模女子大学。一つずつの漢字の部首がなにかを知っていますか?なぜその部首に該当するのか、想像できますか?
私の担当する授業では、漢字一文字一文字が繋がることでどのような意味になるのかを考えます。なぜその文字が使われたのか、他の似た意味の漢字に入れ替えたらどうか、などなど漢字を題材に皆さんと話し合いたいと思います。
漢文を学ぶとは、日頃使っている文字を問い直すこと、自分がどのような世界で生きてきたのかを見つめ直す一歩にもなります。授業を通して、一緒に漢字と漢文の新たな一面を探す旅に出てみましょう。



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