研究助成 アスベスト障害予防研究センター

アスベストによる健康障害

~お知らせ~

当センターは当初の役割であった問題提起の段階を終えて、2012年3月31日をもって発展的に解消しました。今後は、樋野興夫氏(順天堂大学医学部 病理・腫瘍学教授)の主宰する全国的な組織である、「次世代の環境発がんを考える会」に活動を組み入れることとなりました。

今後のお問合せ先
・安達修一(栄養科学部管理栄養学科教授、栄養科学研究科長):042-742-1469
次世代の環境発がんを考える会

 


アスベストを吸い込むと、長い間、肺の組織内に沈着して排出されにくいために肺組織に炎症や線維化を起こします。アスベスト肺というのは、おもにアスベストを職業的に多く吸い込んだ場合に発生します。また、吸い込んでから約20年以上になると肺癌も発生し、喫煙が加わるとアスベストの発癌性は相乗的(約 50倍のリスク)に高まることが知られています。アスベストに特有な健康障害として、胸膜の疾患があります。胸膜肥厚斑や胸膜中皮腫です。これらはアスベスト以外の原因では発生することがほとんどないので、アスベストを吸い込んだことを証明するものです。中皮腫は悪性中皮腫ともいわれ、胸膜のほか、心膜、腹膜および精巣鞘膜にも発生し、発見されてから5年後での生存率は5%程度と診断、治療ともに大変に難しい癌の一つです。