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風間名誉教授が「江戸時代の出版メディアと文学」をテーマに講演しました[4月12日・土曜日]


2025年4月14日

本学附属図書館所蔵『大坂物語』。大坂冬の陣・夏の陣の後、ほぼリアルタイムで刊行。江戸初期のルポルタージュ的作品です。

本学名誉教授である風間誠史から、江戸時代の出版文化に関する講演会「江戸時代の出版メディアと『ブンガク』」を、4月12日(土曜日)14:00から、bono相模大野サウスモール3階「ユニコムプラザさがみはら」にて開催しました。

当講演では、本学附属図書館が所蔵する『大坂物語』『奥の細道』『五人切西瓜斬売』の実物を紹介しながら、出版の中心が京都から江戸へと移った背景や、出版物が庶民向けのメディアとして広がっていった歴史について、わかりやすく解説が行われました。

特に、大河ドラマの影響で注目を集めている黄表紙(江戸時代の庶民向け娯楽小説)については、『五人切西瓜斬売』を例に取り上げ、当時の庶民向け出版文化の一端を紹介。本資料は、庶民向けの読み物でありながら原形を留めている非常に貴重なものであることも解説し、参加者の関心を集めました。

当日は約90名の参加があり、講演後には風間名誉教授への質疑応答も活発に行われ、盛況のうちに終了しました。

本学附属図書館所蔵『奥の細道』。白黒逆転した「陰刻本」を紹介

本学附属図書館所蔵『五人切西瓜斬売』。蔦屋重三郎が刊行した黄表紙で、当時の町人文化や流行を知る手がかりとして貴重な資料です。



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