【子育て支援センター】「さがみはら発達障害啓発WEBセミナー2025」第1回「2月22日・土曜日」第2回「3月8日・土曜日」を開催しました
2025年3月11日
さがみはら発達障害啓発WEBセミナー2025「未来地図を描こう ~充実した生活のために~」
毎年、相模女子大学子育て支援センターと相模原市発達障害センターが合同で企画・運営を行っているセミナーです。ここでは、当センターが主催した第1回を中心に報告します。
毎年、相模女子大学子育て支援センターと相模原市発達障害センターが合同で企画・運営を行っているセミナーです。ここでは、当センターが主催した第1回を中心に報告します。
【第1回】テーマ:「発達障害のある青年の余暇と居場所の大切さ」
開催日 | 2025年2月22日(土曜日)13:30~15:30 ※Zoomを使ったオンラインセミナー |
講 師 | 関 正樹氏(大湫病院 児童精神科医) |
司 会 | 中内 麻美(相模女子大学子ども教育学科/子育て支援センター員) |
出 席 | 129名(申し込み199名) |
【概要】
発達障害の人たちの中には、なぜ青年期になるとインターネットやゲームの世界に熱中し過ぎるのでしょう。講師の関先生から、2つの観点で解説がありました。1つ目に、インターネットやゲームには、私たち大人が思っている以上に、価値や有用性があります。私たちがそれについて十分な知識を持たず、やみくもにインターネットやゲームを否定・禁止することは、子どもの楽しみや世界を制限してしまう危険性があります。2つ目に、「インターネットやゲームの世界に熱中せざるをえないほど、追い詰められている子どもの心理」という可能性に目を向けることの大切さです。子どもに寄り添い、今できる小さなことから取り組みを始めてみることの大切さを、お話いただきました。
発達障害の人たちの中には、なぜ青年期になるとインターネットやゲームの世界に熱中し過ぎるのでしょう。講師の関先生から、2つの観点で解説がありました。1つ目に、インターネットやゲームには、私たち大人が思っている以上に、価値や有用性があります。私たちがそれについて十分な知識を持たず、やみくもにインターネットやゲームを否定・禁止することは、子どもの楽しみや世界を制限してしまう危険性があります。2つ目に、「インターネットやゲームの世界に熱中せざるをえないほど、追い詰められている子どもの心理」という可能性に目を向けることの大切さです。子どもに寄り添い、今できる小さなことから取り組みを始めてみることの大切さを、お話いただきました。
【参加者からのアンケート(抜粋)】
- インターネットの使用を制限するのではなく、そこで子どもがどのようなことを得ているのか、現実世界とどのようにつながっているのかという観点が新鮮で大変興味深かったです。また、ネット世界での居場所やそこで得ている充足感を現実世界において否定しない、受容するといった関わりが有効であることも学びとなりました。
- 「好き」で子どもの世界を操作しない、というお話が印象に残りました。子どもの世界に関わる時に、そういったある種の下心のようなものからではなく、本当に自分自身が興味を持って誠実に関わることが大切なのだと学びました。
- 子どものすきなことを大切にしたいと思いました。また居場所が見つかるとさらなる居場所を見つけるチャレンジをすることに繋がると聞き希望が持てました。温かいお言葉とわかりやすいお言葉での講演、質疑応答で大変勉強になりました。ありがとうございました。
【第2回】テーマ:発達障害と共に生きる家族のためのライフプラン ~個性を尊重する社会づくりを目指して~
開催日 | 2025年3月8日(土曜日)13:30~15:30 |
講 師 | 平野 厚雄氏(一般財団法人 日本自閉症啓発推進委員会 代表理事) |
司 会 | 日戸 由刈(相模女子大学人間心理学科/子育て支援センター員) |
出 席 | 101名(申し込み165名) |
[子育て支援センター]