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【子育て支援センター】「さがみはら発達障害連続WEBセミナー2021」を開催しました


2022年5月23日
子育て支援センターでは2018年度より、研修事業の一環として、相模原市と協働で市民向け公開セミナーを年2回の連続シリーズで開催しています。2021年度も「心豊かな生活が、学校卒業後も続くために」というテーマで開催しました。
(日戸由刈・人間心理学科教授)

第1回 困ったことを人に相談できるために~“セルフ・アドボカシー”の力を育む~

開催日 2022年2月19日(土曜日)13時30分~15時30分  ZoomによるWEB配信
講 師 鳥居 深雪 (神戸大学大学院 人間発達環境学研究科)
司 会 狩野 晴子 (相模女子大学/子育て支援センター)
セルフ・アドボカシーとは「自分の権利を自分で守る」ことで、そのための主張性も必要になります。発達障害のある人たちが困りごとを人まかせにせず、自分で相談してサポートを受けられるようになるために、家庭や学校がすべきこと、してはいけないことについてお話いただきました。
参加者の感想(抜粋)
  • 本人自身が自分で判断する力を日頃から育てていく事が重要であり、先回りしすぎたり、整えすぎたりする事はその機会を奪う事であるというお話が、印象的でした。当たり前のことであり、重要なことですが、無意識にその機会を奪っていることもあるかもしれないとも思いました。
  • 整え過ぎて、気づく機会を奪わないこと、ある時期までは頑張って整え、その後少しずつシフトしていけるように、ライフステージに応じて考えたいと思いました。
  • 主張性を育てるために、幼少期は気持ちを代弁しながら言葉の力を育てていくこと、失敗は学びのチャンスであること、幼少期から大切にしていきたいと思いました。
  • サポートについての考え方について、恥ずかしいものではないということを強く思いました。

第2回 成人期に充実した毎日を過ごすために~“ライフスキル”を育み、生涯学び続ける~

開催日 2022年3月12日(土曜日)13時30分~16時30分 ZoomによるWEB配信
講 師 梅永 雄二 (早稲田大学教育・総合科学学術院)
司 会 日戸 由刈 (相模女子大学/子育て支援センター)
発達障害の人たちは学校生活に適応できているように見えても、年齢相応の日常生活習慣が身についていないことがよくあります。加えて、学校卒業後は家と職場を往復するだけで活動範囲が狭まりがちです。仕事以外でも興味関心や人間関係を広げ、充実した毎日を過ごすために必要な支援や、学齢期から準備できることについてお話しいただきました。
参加者の感想(抜粋)
  • 「SST が必要なのは周りの人々」という言葉が心に強く残っています。また、何よりも「生活する能力(ライフスキル)を身につけること」今後力を入れていきたいです。卒業後の先々を見据えた指導をしていく必要を強く感じました。
  • ライフスキルトレーニングの重要性がよくわかりました。支援側が学び続けなければならないことを改めて感じました。子ども一人一人をよく見取り、その子に合った支援をこれからも考えていきたいと思います。
  • 企業での合理的配慮が進んでいることに驚きました。教育の立場から才能の宝庫を支援できるよう、自身も学んでいきたいと思います。
  • 自閉症本人を訓練等によって適応力を高めることが大切なのではなく、周りが理解、支援方法を考えることがいかに大切であるかに気付けました。
[子育て支援センター]


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