2022相生祭 パンフレット

6 3年ぶりの「リアル」な相生祭の開催、本当に嬉しく思います。 2020年から始まったいわゆるコロナ禍。その年は緊急事態宣言が発出され、キャンパス立入 禁止の時期もあり、入学式や卒業式も通常通りには行えない状態で、50年以上続いてきた相生祭 も中止せざるを得ませんでした。昨2021年は、何とか実施しようと、リモートでの開催となり ました。コロナ禍において、そこで身に着けた新たなノウハウを駆使しての相生祭の実施は意義深 いものでしたが、やはり「祭」のようなイベントにおいて、バーチャルとリアルの落差は決して小 さくないことも痛感させられました。そして2022年、今年こそリアルな相生祭を、と準備を進 めましたが、第六波、第七波と予断を許さない状況が続きました。それでも、もう一度相生祭を見 つめ直し、新たなスタートをとの思いで、実行委員はじめ多くの人たちが開催に向けて取り組んで きました。まさに「Restart」。そうして、皆が待ち望んでいた相生祭が帰ってきました。でもそ れは、もとに戻る、戻すのではなく、新しいスタートです。まだコロナウイルスへの配慮は欠かせ ませんし、できる限りの対策を講じたうえでの実施となりますが、新しい相生祭を一緒に楽しみ、 そして創り上げていきましょう。 「お祭り」と聞けばそれだけでわくわくします。私たちの学園全体のお祭り「相生祭」が、今年 は3年ぶりにリアルな学園の空間に戻ってきます。わくわくしないはずがありません。 コロナ禍で開催ができなかった一昨年、オンライン開催となった昨年。オンラインも楽しいけれど、 ライブのお祭りの高揚感は格別です。幼稚部から大学院まで、幅広い年代の園児・児童・生徒・学生 が、それぞれの個性を活かしながら、一つにまとまる2日間を思う存分に楽しんでほしいと思います。 今年のテーマ “Restart” は、まずはコロナ禍による中断からの “Restart” であることは言う までもありませんが、コロナ禍に限らず、人生には思わぬことが何度も訪れます。生徒・学生の皆 さんには、何回つまずいても、そのたびに “Restart” するエネルギーと、くじけない心を育てて ほしいと思います。仲間といっしょに企画し、準備し、実行して盛り上げる相生祭は、そのための よい機会となるでしょう。 最後になりましたが、相生祭を訪れてくださったすべての方々に、心から感謝申し上げます。 2025年の創立125周年を控えて、本学はいっそう深く地域に根づき、地域の方々とともに発展 する学園となることをめざしています。学外の方々も、深まりゆく秋の日、この第53回相生祭を お楽しみいただき、コロナ禍に負けない本学の生徒・学生たちのエネルギーを感じ取っていただけ れば幸いです。 新しい相生祭のスタートに 理事長 風 間 誠 史 ごあいさつ ―第53回相生祭に寄せて― 学 長 田 畑 雅 英 理事長挨拶 学長挨拶 統一テーマ

RkJQdWJsaXNoZXIy MTUyNDA1Nw==