安全への取り組み

「防災教育」~大きな災害から身を守るために~ 「防犯安全教育」~自分の命は自分で守るために~

「防災教育」~大きな災害から身を守るために~

小学部では、子どもたちが災害に巻きこまれたときに、どのように対処するべきかを考えさせるため、防災教育に力を入れています。
とくに、東日本大震災のような大規模災害を想定して、避難訓練を年数回実施。また、登下校中の対応を考え、災害にあった場合の対処の仕方、小学部独自の防災ハンドブックを作成し、学びの時間を作ることで、子どもたちが自分の身を守れるように指導をしています。

防災ハンドブック

2011年3月の東日本大震災の経験をふまえ、防災ハンドブックを作成しました。特に登下校中に災害に遭ってしまった場合を想定し、その場所に合わせた対処の仕方を掲載し、防災学習に利用しています。このハンドブックはいつもランドセルに携帯し、災害時の児童に関する情報が分かるようにしてあります。また、児童一人ひとりの通学経路に合わせた駅ごとの広域避難場所を表す地図も掲載してあります。

緊急時対応

緊急時に安全に下校するために、住んでいる地域ごとに緊急下校班を組織しています。低学年の子どもたちも、地区のお兄さん・お姉さんの顔や名前を知ることができ、安心して登下校ができるように工夫しています。
また校務システムによる一斉連絡システムを導入しています。緊急時の連絡が、携帯電話や自宅用パソコンに、迅速にメールで届くようになっています。

災害時に対する備え

小学部では、大きな災害に備え、全校児童が3日間、学校待機ができる分の非常食を備蓄しています。また、停電時に使用する自家発電機や暖房器具、懐中電灯なども十分に備蓄し、いざという時に子どもたちを守れる備えをしています。

「防犯安全教育」~自分の命は自分で守るために~

子どもたちが登下校中に犯罪に巻き込まれないよう、警備会社の方を招いて町の中に潜む危険を考えて行動できるようにしています。また、実際に火事が起こったときの身の振り方を考えられるよう、消防署の方を招いて火事が起きた場合の対処方法を学んでいます。自分の身を守るだけでなく、ライフセーバーの方から、海でおぼれている人を救助する方法や、心肺蘇生法を教えてもらうことで、人命救助の必要性についても考えを深めています。

2023年はLINEみらい財団と連携して情報モラル教育を行っていました。インターネット上での安心・安全なコミュニケーションのとり方や、信頼の高い情報のみつけ方について学びました。

セキュリティー対応

本学園では、安全対策として、学園全ての出入り口に警備員と監視カメラを配置し、来訪者をチェックしています。警備員は、24時間複数体制で常駐し、学園内を定期的に巡回・警備。教員だけでなく、学園全体で子どもの安全を見守る体制をとっています。

また、全児童に「ツイタもん」システムを導入し、ICタグをランドセルに携帯してもらっています。
登下校時、学園の門を通過したことをメールでお知らせするシステムで、保護者自身で子どもの動きを確認することができます。また、学校側でも通過データを確認することができるため、子どもたちの見守りを行う一つの役割を担っています。

加えて、子どもたちの登下校中の安心・安全を考え、子どもの携帯電話の所持については、「所持願い」を学校に提出していただくことで許可をしています。小学部校舎内での使用はできません。