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佐々木勝洋理事長 新年のご挨拶


2021年1月1日

学校法人相模女子大学 理事長 佐々木 勝洋

新年あけましておめでとうございます。また、新型コロナウイルスの感染拡大により、生活に様々な形で影響を被っておられる皆さんに心よりお見舞いを申し上げます。

人が集まって社会をつくり、その中で一人ひとりが、それぞれの自分の一生を自分らしく生きるということにどれだけの意味があるのかということになると、誰も答えられないし、誰も教えることができません。
ですから、地域や社会といつも繋がりを持って、様々な人と触れ合い、今社会が求めていることは何か、自分にできることは何かを自分自身の力で考えることが必要です。併せて、あなたが本当に自分らしく生きてみて、その間、自分が本当に感じたことや、真実こころを動かされたことから出発して、自分が何を知り、何に気づき、どう考え、何をしてきたのか、これら一連のことを一人ひとりが自覚的に捉えて自分にとってどのような意味があるのかを考えることが必要です。
そうすると、ある時、ある場所で、あなたが感動を受けたという、繰り返すことのないただ一度の体験の中に、その時だけにとどまらないあなたが自分らしく生きていく意味を少しは見つけることになるはずです。
簡潔に言えば、「常に自分の体験から出発して正直に考えて行きなさい」ということであり、本学の教育スローガン「見つめる人になる。見つける人になる。」に通ずることです。
最後に、教室の学びだけでは不十分です。自ら、もっともっと外に出て、多様な人々と、社会や自然とつながり、自分の身体や心を使い、直感を磨き、全人格的な成長を目指しましょう。



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