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【ブランディング】授業紹介「さがみ発想講座」第7回~臨床のための発想法 十把一絡げでとらえない

2012/11/12

第7回~臨床のための発想法 十把一絡げでとらえない

大学生の皆に伝えられることは、「私自身のことを語ること」

20121106_hasso_01.jpg本学のブランディングプロジェクトの一環として9月から開講されている「さがみ発想講座」。発想力豊かな女性を育成するために、受け身の講義とは違った、自己を表現する主体的な授業を行っています。毎回、本学の様々な分野の教員がそれぞれの切り口で授業を行っていますが、今回は11月6日(火)に11号館1124教室で行われた第7回目の講義の様子をご紹介します。

第7回さがみ発想講座は、子ども教育学科七海 陽専任講師による「自分自身」のお話から始まり、講座履修に関して学生から意見や感想を出してもらうフリーディスカッション形式で行われました。

七海専任講師がなぜ自分自身について語ることを決めたのかというと、学生達と同じく女性であり女子大出身であること、そして「私自身が私という人生の作品であり、現在進行形の創作物であるから」だと言います。
七海専任講師は著述家になる夢を秘め、社会人になって会社勤めをしながら執筆活動をしていたこと、フリーの著述家から大学教員になるまでの苦悩や喜び、壁にぶち当たった時の発想転換法を、実際に執筆した原稿や当時のメモなどを紹介しながらお話しました。
20121106_hasso_06.jpg執筆活動をするにあたり実践したことは、自分の考えや何かを見て感じたことなど自分の内面をメモとして書き出すこと(見つめる)、文献を読んで共感する部分を抜き出し、著者の思考をたどることで、自分は世の中に何を主張したいのかを徐々に形にしていった(見つける)と言います。そして、最初の論考を書きあげた際には、文献の引用元に御礼の手紙とともに冊子を送ってお返事を貰ったり、関心をもちそうなマスコミへ掲載記事を送ることで、取材が入り次の仕事に繋がったりと、行動を起こすことで人脈ができていったそうです。

フリーディスカッションでは、なぜ発想講座を履修しようと思ったのかについて、学生の意見や感想を話してもらいました。例えば「自分の今の考えに囚われず広く視野を持ちたい」「就職して社会に出て壁にぶち当たったときに、乗り越えられる発想力がほしい」などの理由があり、それに対し七海専任講師は、自身が壁にぶち当たったときに乗り越える源となった思考は「鳴かぬなら 鳴かせてみせよう ほととぎす」であり、問題をみつける「分析力」、相手を知る「洞察力」、相手を動かして問題を解決するにはどうしたらよいかを考える「思考力」が大切で、これらが発想力の基盤となっていると伝えました。
これに対し学生は、「『見つけられるひと』は色んな発想ができる人だと思う。今あるものを組み合わせて新しい何かを創造し、自分を見つけたい」と前向きな感想を述べていました。

※十把一絡げ(じっぱ-ひとからげ)…いろいろな種類のものを、区別なしにひとまとめにして扱うこと

20121106_hasso_02.jpg自分が何をしたいのかに気づくために、絶版になってしまった気になる文献を借りて丸ごとコピーし、自身の考えと同じ部分に付箋を貼ったりメモに書き出したりしたそうです。
20121106_hasso_03.jpg七海専任講師が会社勤めをしつつ執筆活動をしていた頃の原稿。 フリーの著述家はクライアントあっての仕事で、頼まれるものと自分の書きたいものが違うというジレンマもあったそうです。
20121106_hasso_04.jpg「型にはめない自由な発想をしたい」といった学生の講座履修理由に、「当たり前のことを当たり前でないと捉えられること。条件付けられて見たものはその条件(見方)によって見えてくるものが違ってくる」と七海専任講師

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