さがみアカデミー 2019年度

秋季:講座3

東国武士の勃興

ここでの「東国」とは関東地方を中心に甲信東海あたりを意味します。東国では武士が勃興し鎌倉幕府を作り上げます。その東国武士勃興の過程を古代から平治の乱まで辿ることが本講座のテーマです。昨年までの講座では、源頼朝から北条氏直まで相模を中心に活躍してきた武将をテーマとして取り上げてきましたが、本年はその前史を扱うことになります。これまでのように毎回年表・史料(現代語訳付き)などが掲載されたプリントを配布いたします。

講 師 犬飼 智 / 相模女子大学非常勤講師
東京大学文学部卒、同大学院単位取得退学。文学修士、日本中世史専攻。共著『中世の村落と流通』(吉川弘文館)等
日 程

【講座日程】
9月20日・27日、
10月4日・11日・25日、
11月1日・8日・15日・22日・29日[全10回]

【曜日・時間】
金曜日 13:30~15:00

定 員 60名
会 場 相模女子大学 茜館催事場
受講料

全10回 10,000円

締 切 9月6日(金)
講座内容
9月20日 防人の歌:東国は、古代から精強な兵士で知られていました。律令国家が唐・新羅を防ぐために北九州に置いた防人は東国出身者で構成されていました。 11月1日 後三年の役:11世紀末、源義家は、前九年の役で協力した清原氏の内紛に介入して、激しい戦いの末勝利します。朝廷は力を強めた義家への警戒を強めます。
9月27日 貞観震災:9世紀後半の貞観時代には、富士山噴火や巨大津波などが東国を襲いました。東国の治安は乱れ、武力がものをいうようになります。 11月8日 源氏一族の争い:義家は弟たちと仲が悪く、義家の死後源氏一族の内紛は激化します。その間隙をついて伊勢平氏が勃興していきます。
10月4日 将門の乱:10世紀の東国では、桓武平氏の一族が武装して広い土地を支配していました。一族間の争いが朝廷への反乱に発展していきました。 11月15日 院政:平安末になると、天皇が皇位継承をコントロールするために、生前に譲位し譲位後も政治の実権を握り続ける院政が行われるようになります。
10月11日 平忠常の乱:11世紀初め、房総半島で反乱を起こした平忠常を源頼信が鎮圧しました。頼信の子頼義は鎌倉に館を構え東国の武士たちを従えていきます。 11月22日 保元の乱:院政によって権力の私物化が進み、武力に頼る風潮が強まります。1156年に皇位継承争いは武士を動員した戦争によって決着が付きました。
10月25日 前九年の役:11世紀半ば、奥州の豪族安倍氏が反乱を起こしました。源頼義・義家親子は、東国武士を率いて安倍氏と戦い苦闘の末に勝利しました。 11月29日 平治の乱:保元の乱の勝者の平清盛と源義朝が争います。義朝は東国の武士を率いて戦いましたが負けました。東国武士の強さと弱さを考えます。

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