学長室 学長活動記

学長活動記

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学長マンスリーレポート

風間学長が毎月の活動や出来事を振り返ります。

6月のエッセイ

昨年もこの学長活動記で、卒業アルバムのあいさつ文を紹介したので、今年も掲載します。今年(昨年度)の卒業生にはこんな言葉を贈りました。

卒業おめでとう
― AIとともに生きる皆さんへ

昔、ヒトと動物をくらべてみて
ヒトには知性がある、と思っていた
いま、AIの知性はヒトを追い越したらしい
そこで気づく
ヒトには感情がある
AIにはない
動物にもあるけれど、ヒトの感情はとても細やかで
そして深い
哀しんだり、喜んだり、怒ったり、楽しんだり
喜怒哀楽がヒト
ヒトの知性は喜怒哀楽とともにある
AIが教えてくれた
AIに負けない方法
― 細やかで深い喜怒哀楽を生きること

この内容は、今年4月の「さがみ総合講座」第一回で新入生に話したことと関連しています。毎年「さがみ総合講座」では、「学ぶことのはじまりへ」と題して、そもそも「学ぶ」とはどういうことなのかを考える授業を行っていますが、今年はそこに「AIの学びと人間の学びはどう違うのか」という視点を加えてみました。そうした観点から考えていくと、人間の知性は感情や情動と不可分で、感情をともなった知性・理性の発動が人間の「学び」だということが見えてきます。「AIが人間を追い越す」などと言われますが、これは本質的にはナンセンスな言い方で、なぜなら人間の知性、認識あるいは意識の仕組みや可能性、限界などについては実のところまだほとんどわかっていないのです。ですからAIが人間を追い越す(した)かどうかはわかるはずがない。私たち人間は喜怒哀楽とともに知的な営みを積み上げてきたし、これからもそうでしょう。それはいまのところAIが取って代わる可能性などまったく見えていない領域です。
一応、参考文献を挙げておきますので、興味のある方は読んでみてください。

西垣通『AI原論』(講談社選書メチエ、2018年)
アントニオ・ダマシオ『デカルトの誤り』(ちくま学芸文庫、2010年)
同『意識と自己』(講談社学術文庫、2018年)

6月の活動一覧

 3日(月) 神奈川県私立大学連絡協議会の役員会、総会、講演会そして懇親会に参加。
 6日(木) 今年度から全学的に導入されたmanabaの講習会に参加。4月の教員集会で約束したことなので、とりあえずレポート提出をmanabaで行う予定。
15日(土) 後援会総会と教育懇談会。夜は後援会役員の皆さまと懇親会。本田会長はじめ退任される役員の方々には本当に感謝申し上げたい。
20日(木) 大学院設置にかかわる件で文部科学省へ。夕方より本学高等部の先生方(3年生担任)と大学教員との情報交換会。高等部生が地域協働活動に参加するようになるなど、共有できる話題が増えて話がはずんでいた。
27日(木) 夜、教職センターの懇親会に参加。
28日(金) 首都圏西部単位互換協定校会の総会に参加。高千穂大学にて。
29日(土) メディア情報学科と松竹が共催した「泉鏡花の小説世界の広がり―挿絵・日本画・演劇とシネマ歌舞伎―」(本学711教室)を聴講。先鋭的というか、最新の研究動向を反映した内容でありながら、多くの方々が聴きに来てくださり、興味を持っていただけて、すばらしい会になったと思う。
30日(日) 本学ガーデンホールで開催された「かながわSDGsフォーラムinさがみはら」(同実行委員会主催)に参加。市長あいさつのあと、基調講演・パネルディスカッションがあり、最後に本学中学部・高等部生の発表と、大変充実した内容だった。参加者も多数で、今後大学としてもSDGsを指標とした活動に取り組む必要があると感じた。

5月の活動一覧

16日(木) 相模原市民文化財団の方が来校され、今年の薪能について打ち合わせ。
26日(日) オープンキャンパス。今回も昨年同時期を大幅に上回る来場者数となった。午後は翠葉会(本学の同窓会)の総会があり、ごあいさつ。
28日(火) 高等学校進路担当教員への入試説明会。冒頭でごあいさつ。
29日(水) 同上

4月の活動一覧

 1日(月) 辞令交付式、新任教員研修会など。
 4日(木) 入学式。
 5日(金) 全学教員集会。
 6日(土) 相模女子大学中学部・高等部の入学式。
10日(水) 地方出身学生のための懇親会に参加。例年より早く、授業開始前に実施したことで、新入生の参加者が多く、良い会になった。
11日(木) 授業開始。「さがみ総合講座」の第一回を担当。この日から一週間、全5クラスで授業を行う(毎日1限目)。大人数の授業だが学生の反応は良かった。
13日(土) 茜館で毎週土曜日に行っているCEMLAの今年度スタートで、弥栄高校、相模原青陵高校の校長先生らとご挨拶をする。県全体の事業として定着しつつあり、関わってきた皆さまの努力に感謝。
ボーノ相模大野でさがみアカデミーの墨絵展を見る。
20日(土) 相模原市保育連絡協議会事業大会「永年勤続表彰式及び新規採用職員激励会」に参加。
22日(月) カリフォルニア州立大学チコ校のウィリアム・ダントーナ氏が来校され、一年ぶりの再会。昨年のカリフォルニアの山火事がやはり大変な災害だったことをうかがった。
午後は関東私立短期大学協会定期総会に出席。
25日(木) 相模原市南区の新区長、長谷川伸氏の訪問を受ける。
27日(土) 後援会理事会に参加。夜は懇親会。後援会の皆さんにはこの間募集活動にもご助力いただいており、入試結果について良いご報告ができて嬉しい。