―そんなスローガンのもと、勉強や学力UPだけではなく、新しい視点や考え方を育む相模女子大学では、“発想すること”にスポットを当てた「さがみ発想コンテスト」や「産学連携プロジェクト」など、さまざまな取り組みを行っています。今回は「第4回さがみ発想コンテスト」にてグランプリ、準グランプリに輝いた、まさに『発想女子』ともいえる学生3人に集まっていただき、育てる側の先生とともに、「発想女子とはなにか?」を語っていただきました!

米山 慎美 さん
学芸学部
英語文化
コミュニケーション学科・4年

柏木 泉 さん
学芸学部
英語文化
コミュニケーション学科・4年

林 優花 さん
学芸学部
英語文化
コミュニケーション学科・4年

人間社会学部
社会マネジメント学科
金森 剛 教授

学芸学部
メディア情報学科
原 龍一郎 教授

金森教授 今回「さがみ発想コンテスト」に応募したみなさんが集まっているわけだけど、自分たちなりの発想をしてみて、どう思った?

林さん 発想するのって面白い!!純粋にそう思いました。私はもともと考えることが好きなので、どうしようかな、こうしたらどうかな……そんな風に考え続けることが、とても楽しかったですね。

柏木さん 私は……実は発想というか、自分で何かを考えることがとても苦手だったんです。自分に発想する能力があるなんて思ったこともなくて。でも、昨年度の「さがみ発想コンテスト」に応募をし、グランプリをいただいたことで、自信がつきました。誰でも考えることはできる。誰でも発想することができるんだ!って。

米山さん 私も柏木さん同様、発想することが苦手なタイプだったんです。でも、昨年、別のコンテストにグループで参加して、考える習慣がついたみたいで。それからは、スムーズに、さまざまなことを自分の中にとりこむことができ、新しい考え方につなげられるようになったと思います!

原教授 じゃあ、そうした経験をふまえて、みんなが考える『発想女子』って、どんな女子だと思う?

米山さん 行動力のある女子のことだと思います。自分自身で納得のいく考え方を追求し、その問題点に目を向けることが発想につながると思うのですが、考えをまとめるためには、座っているだけではダメなんです。下調べをし、あちこちに足を運んでみて肌で感じることで、わかってくることもあります。頭で考えるだけではなく、身体全体でものごとを考えることができる女子。それが私にとっての『発想女子』ですね。

林さん 好奇心が旺盛であることは『発想女子』のいちばんのポイントではないでしょうか。自分の知らない世界を知り、見て、考えることでたくさんの知識や経験を積むことができます。そうした知識や経験が身体に染み込むことで、たくさんの“引き出し”が自分に作られていくと思うんです。この“引き出し”が多ければ多いほど、いろいろなアイデアが浮かぶ気がします。

柏木さん 私も林さんと同じ意見ですね。経験を豊かにすればするほど、さまざまな考えが理解でき、新しいアイデアが浮かんでくるようになると思います。それと、チャレンジ精神旺盛なこともポイントになるかな。失敗を恐れずに挑むことで、自分自身にも幅ができると思います!

原教授 サガジョでは、「さがみ発想コンテスト」をはじめ、発想力を持つ女性を育てるためにさまざまな授業や取り組みが用意されているけれど、どうしてこのコンテストに参加しようと思ったの?

柏木さん 実は、受けているゼミでの課題だった、というのが理由なんです。今回受賞させていただいた3人は、全員同じゼミに所属しているんですよ。

林さん ゼミの課題だったというだけではなく、初めてひとりで挑戦するコンテストなので、自分を試す意味でも参加を決めました。今までグループで、企画したり課題に取り組んでいたのですが、「さがみ発想コンテスト」はひとりですべて考えるので、ドキドキの連続でした。でも、同じゼミの仲間と意見を交換しあったり、プレゼンのやり方を考えたりするうちに、自分自身も納得できる発想力を身につけることができました。

米山さん 自分ひとりだけでは「ムリ!!」と思ってしまうことを、カリキュラムに組み込んでくれているところが、サガジョの魅力ですね。

金森教授 「第4回さがみ発想コンテスト」は、『ノジマステラ神奈川相模原』という女子サッカーチームが、「誰からも愛されるチームになるにはどうすればよいか」が課題でしたね。アイデアはどこから生まれたんですか?

米山さん スポーツチームが愛されるということ。それがどういうことなのかについて、まず考えてみたんです。地元の人々から愛されている他のスポーツチームがどのような取り組みを行っているかを調べてみると、交流を促進することが一番だと実感。そこで、例えばサッカーの動きを利用したエクササイズを地域の方々に教えることで交流を図り、地域の人々と親密な関係を築くことができるのでは?そう発想しました。

柏木さん 私は、自分がアルバイトをしているスポーツ用品店のみなさんにも知恵を拝借しました。ノジマステラだけを有名にするのではなく、相模原という街の魅力を一緒に広めることで、双方がウィンウィンの関係になれたらいいのに、と思ったんです。地元以外のファンやサポーターが増えれば、相模原市の活性化につながると思うので、チームと地元のコラボレーションを提案させていただきました。

林さん 私はまず、自分の身近な知人66人に「ノジマステラって、知ってる?」というアンケートをとることから始めました。結果は惨憺たるもので、ノジマステラが地元の人たちにすら認知されていないということが判明したんです。そこで、認知度を上げるには、どうすればいいのかを発想することにしました。コンビニエンスストアの店員さんに、ノジマステラのウェアを着てもらったり、地元のラジオ局でノジマステラの応援歌をかけてもらったり、ホームである駅の発着音を応援歌にしてもらったり。地元の方の応援なくして、認知度を上げることはできないし、地元に密着すれば自然と愛されるチームになれるのかな……と。

原教授 発想することを日常化し、考えることを習慣化してくれたなら、コンテストを開いた甲斐がありますね。ところで、受賞した理由は、どんなことだと思う?

林さん やはり「熱意」でしょうか(笑)。短い取り組み期間の中でもやれることはやり、最後まで「この案いいと思いませんか!」という気持ちを持ち、聞いている皆さんに訴えることができたので、そこが評価されたのかな……と思います。

柏木さん 私の提案は、イメージがしやすかったのではないでしょうか。

米山さん とても素晴らしい案ばかりの中で、私の案がグランプリをいただいたのも、実現性が高かったからだと思います。どんなアイデアも、実現できなければただのアイデアなので。

柏木さん 少ない予算の中で、どこまでできるのか、広い視野で発想をしなくてはいけないと知ることができたので……とても勉強になりました!

金森教授 サガジョにはさまざまな発想力を育てるカリキュラムや制度があるけど、みんなが気に入っていることを教えて。

米山さん 観光関連の授業ですね。どのようにすれば地域が発展できるかなど、考えることがたくさんあり、刺激になります。こうした授業をとることで、徐々に発想力が鍛えられたように思います。

林さん 他学部の授業を履修できる制度が気に入っています。私は進んで他学部の授業をとるようにしているのですが、そのおかげで、自分とは違う考え方や行動をとる先生や友人を見つけることができました。いろいろな考えを知ることで、自分の考えに変化を生み出すことができるようになったと思います。

柏木さん とくにこの授業がお気に入り!というのはないですが、サガジョで教えてくださる先生方がみなさん社会経験が豊富で、リアルな話を聞けることが魅力です。そして、先生方の経験をもとに、いろいろなことにチャレンジできる環境を整えてくれる―そのことが、とてもありがたいと思っています。大学の勉強だけに甘んじることなく、積極的に社会との接点を作ってくれる。ここがサガジョの最大の魅力だと思います。

原教授 今、魅力という言葉が出たけど、ほかにもサガジョの魅力はある?

米山さん はい!!地域連携や産学連携など、視野を広げるカリキュラムが整っていることですね。地域の方々との接点も多く、人間として成長できる気がします。

柏木さん 実践的な学びが多いのが魅力ですね。ただ授業を受けるだけではなく、身体で覚える勉強が多いというか。

林さん 大学の規模としては小さいほうなのですが、その分、自分が活躍できる場、輝ける場が多く存在することも魅力だと思います。そうした場に立つことが、何よりも自分の自信につながると思います。また、発想することの魅力は「正解がない」ということ。「自分の考えを自由に広げていいんだよ」、「発想を楽しむことが自分自身の魅力に気付くキッカケなんだよ」―そう気づかせてくれたことが、サガジョの最大の魅力です。

原教授 みなさんはこの春4年生になったんですよね。就職活動が大変だと思うけど、将来やりたいことは決まっているの?

林さん 具体的に、この仕事に就きたい!というのはまだ決まっていませんが、私は「人」に対してとても興味があります。また、「人」との出会いで今後の人生が決まるといっても過言ではありません。ですので、この1年も「人」との出会いを大切にして、進路を決めていきたいです。

柏木さん 私は人材派遣や人材紹介といった、人を笑顔にする仕事に就きたいと思っています。今、地元のコーヒーショップでアルバイトをしているのですが、新しく入った人を育てる仕事をさせてもらっているんです。サガジョで培った経験をもとに、いろいろな人が伸び、育っていくお手伝いをしたいと思っています。

米山さん 私はイベントを考えたりすることが好きなので、サービス業に、なかでもブライダル系に進めたらいいなぁと漠然とですが考えています。主役になるタイプではないので、影から主役を支え、一生記憶に残るような結婚式を提案できたらうれしいですね。

金森教授 そうした未来へのために、日ごろから努力していることはある?

柏木さん はい。まず、どんなことも吸収するようにしています。自分に関係がないと思うことでも、なるべく見て、聞いて、知るように。就活を通して多くの人に出会うと思うので、一つ一つの出会いを大切にし、チャレンジ精神旺盛に挑むようにしています。

米山さん 意見を聞いてもらうためには、自分自身の発想力を磨き、説得力を高めることが必要だと思うので、できるだけ知識をつけるようにしています。世の中で流行していること、起こっていることを知るのはもちろん、なぜそれが流行しているのか、なぜ起こったのかを考えるようにしています。考える癖をつけることが、自分磨きの近道だと思っています。

林さん 就活に勉強、部活(サークル)にバイト……と、大学生は時間がないのが現実。でも、時間は作ろうと思えばいくらでも作れるものなんですよね。ですので積極的に学ぶ時間を増やしています。例えば移動時間はなるべく携帯で最近のニュースをチェックしたり、読書に当てて新聞や本を積極的に読むようにしています。読書は他人の考え方を知る最適な手段だと思うので、多くの本と出会って、いろいろな考え方を学んでいきたいです。

最後に…
サガジョでのこれからの1年間で、彼女たちがどんな風に成長し、卒業していくのか。その成長を2016年3月号でご紹介します!!乞うご期待!!

サガジョとパートナーシップ協定を結んでいる女子サッカーチーム「ノジマステラ神奈川相模原」。このノジマステラを、地元の誰からも愛されるチームにするには、どんなことをすべきか、学生からアイデアを募集。応募総数36件の中から1次選考を通過した6人が最終審査会でプレゼンを行い、グランプリが決定しました!

皆さんのプレゼンはどれも甲乙つけ難く、審査が非常に大変でした。審査評価項目である3項目から、夢や独創性がある案は実現性が厳しく、逆に実現性が高い案は夢や独創性が乏しくなり、どこを重視すれば良いのか議論いたしましたが、最終的には実現性・独創性のバランスのある作品がグランプリとなりました。 この度は、ノジマステラスポーツクラブのコンセプトにあったコンテストを実施していただき、関係者の皆様に感謝申し上げます。グランプリを問わず、みなさまからの案を実現できるよう努力して参ります。今後ともノジマステラを愛し、応援してください!