東日本大震災から2年。「何か自分たちで出来ることがあるのでは?」と立ち上がったサガジョの被災地支援ボランティア。2013年3月に4回目の現地ボランティア活動を行ってきたメンバーから、体験談を交えつつ、参加者の熱い想いを聞いてきました。

被災地支援学生ボランティア委員会の前身である、子育て支援センターボランティアグループ「COOK」(こっこ)が中心となり、震災後の大船渡市を初めて訪問し、現地2ヶ所を回りながらカレーやコロッケなどの炊き出しを行いました。

継続して支援を行うため、引き続き「COOK」(こっこ)を中心に大船渡市の赤崎漁村センターへ炊き出しボランティアとして現地を訪問。昼食・夕食の炊き出しを行うとともに、フリース生地のひざかけやマフラーを作り、お届けしました。

大船渡市の仮設住宅を訪問し、ミニさんま祭りを開催。200匹を住民の方と一緒に焼いて食べました。
また、学生と高齢者の方で作ったハロウィンのパンプキン飾りが大好評。パンジーの花も植えてきました。

この後2012年4月から被災地支援を継続するために全学的な実行委員会を設立することとなり、現在の被災地支援ボランティア委員会の形に変わっていきました。

小野綾香さん
学芸学部
日本語日本文学科 3年

安保季実代さん
学芸学部
メディア情報学科 4年

山根可奈さん
学芸学部
メディア情報学科 4年

鳥羽佐和子さん
栄養科学部
健康栄養学科 4年

中野ひとみさん
栄養科学部
健康栄養学科 4年

第3回に続き大船渡市の仮設住宅を訪問。マーガレットの花植えや、住民の方々とのエクササイズ、模造紙と折り紙で桜の木の絵を作る工作などを実施しました。また、大船渡市の現状を知るための取材を行いました。

鳥羽さん:私たち委員会のボランティア先は岩手県大船渡市です。本学のある神奈川県相模原市とは交流都市ということもあって、過去に4回、最近では2013年3月にボランティア活動に行ってきました。

山根さん:ボランティアは一回行くだけではなくて、続けることが大事だと思っています。初めて参加したのは去年の10月。現地の状況を見て、まだ自分に出来ることがあると思ったのが継続を決意したきっかけですね。

小野さん:私は今回初めて参加しました。前に申し込んだ現地ボランティアは抽選で漏れてしまって。おじいちゃんとおばあちゃんの故郷が大船渡で、行ってみたいと思っていたところに震災があって…。何か縁を感じての参加ですね。

安保さん:私は『「つなみ」の子どもたち』という本の講演会がきっかけで、世間的に津波被害のことが忘れられてきているなと思い、参加を決めました。実際に現地に行ってみると私たちが来るのを心待ちにしてくださっている方がいて。継続的に被災地支援をする理由はこれだけで充分でしたね。

鳥羽さん:時間の都合のつく方に赤崎町の仮設住宅にある集会所に来てもらって一緒に花を植えたり、遊んだりするのが活動の基本。今回は時間に余裕があり、以前よりもっと現地の人と話す機会を増やせましたね。

山根さん:花植えをしているときに「今度は別に何も持って来てくれなくて良いよ。来てくれるだけでうれしい」という言葉を聞いてとても感動しました。本当に私たちを受け入れてくれているんだなって感じましたね。

中野さん:今回初めて高齢者向けのエクササイズを取り入れました。当日はみなさん楽しそうにやってくれましたよ。でも、動きを教えるのってとっても難しい!

小野さん:実際には私たちより上手なおばあちゃんもいてビックリしましたよね(笑)。

    

鳥羽さん:今回のボランティアは春休みだったため、なかなか事前にメンバー全員で集まれなくて。それでもどうにかエクササイズの準備をして、最後は前日に宿舎でみんなで最終確認しました。あーでもない、こーでもないって試してみて。楽しかったですね。終わった後はみんなで同じ色の寝袋で寝たり(笑)。

中野さん:花の鉢植えは大船渡市のJAさんに協力してもらいました。本学の校章でもあるマーガレットを80株用意してもらったんですが、現地の生産者の方がとても親切でした。土の量やプランターのことも教えてもらって、ネット通販で購入しました。スケジュールがギリギリだったから、ちゃんと期日通りに届くか最後までドキドキでしたね。

鳥羽さん:前に来たときに植えた花が咲いていることを教えてくれたおばあ
さんもいました。とってもうれしかったです。

安保さん:今回は現地の方と桜の木の絵の工作にもチャレンジしました。
本当に桜が咲いたみたいと大好評でしたよ。

山根さん:模造紙に描かれた木の絵に、みんながひとつひとつ折り紙で作った桜の花を貼っていくんです。花の中にはメッセージを書き入れて。今回は何かみんなで力を合わせてひとつのものを作り上げたかったんですよ。

中野さん:今回新たにトライした3つの活動は、アイデアを練ることとコストの工面がとても大変でしたね。限られた枠の中でできる最大限のことは何かをずっと考えてました。




鳥羽さん:私たちの活動には“心のケア"というメインテーマがあります。

小野さん:被災地のボランティアというと炊き出しや支援物資がすぐに浮かびますが、被災者の方の心のケアこそが私たちがすべきことだと思いました。

鳥羽さん:私たちに何ができるか考えたときに、仮設住宅で何をするでもなく話しをしただけで楽しんでいただけたことが印象深くて、それがきっかけで“心のケア"というテーマを定め、現地で交流会をしようと方針を決めたのです。

中野さん:そういう意味では、今回は前回より笑顔が自然に出ていると感じました。私たちがこういう風に交流していくことによって、笑顔を引き出すことができたのならうれしいですね。

山根さん:私たちが現地でいろんな方とコミュニケーションを図ることで「私たちはあなたたちのこと忘れてませんよ」というメッセージにもなっていると思います。そういう心の繋がりがとても大事なことだと感じました。

中野さん:メディアで伝えられている情報だけではなく、実際に行くことが自分の考えを変えるきっかけになったと思います。

小野さん:実際に現地に行くっていうのはいろいろなものを、見て・聞いて・考える機会が持てることだと思います。私より経験のある先輩の背中を見られるっていうのも後輩として良い経験でした。

山根さん:実際にこの委員会に入るまで、何が自分にできるのかっていうのが全然分かりませんでした。でも、さまざまな活動を通して、こんな自分でも何かできることがあるんだなと自覚することができましたね。

鳥羽さん:現地の人を笑顔にしたいっていう思いで頑張ってきましたが、帰ってきたら委員会のみんなが笑顔になっていました。私たちが楽しむことがすごく大事で、それが現地の方の笑顔にも繋がっているんだなと思いました。少しでも興味のある人には、やるなら「今でしょ!」と言いたいです(笑)!

安保さん:私も基本的にはみんなと同じ。あとは、もともとサークルに入っていなくて他学科に友達もあまりいなかったのに、委員会のおかげで学校に戻ってきてからも仲良くできる友達が増えました。

全員:同じ委員会のメンバーでボランティア活動することによって、学部や学年の垣根を越えて友達が増えるし、現地の方との交流で逆に元気をもらえるんです!

現地の大船渡市で撮影、取材した写真や映像を展示し、現状を伝える展示会を開催します。

日時:6月21日(金)~22日(土)10:00~21:00(20:30最終入場)
6月23日(日)10:00~20:00(19:30最終入場)
場所:bono相模大野サウスモール3F
ユニコムプラザさがみはら(市民・大学交流センター) マルチスペース